コンピュータビジョンの産業応用

コンピュータビジョンはコンピュータに画像を認識、理解させる研究分野です。

センター長 工学部電気電子・情報工学科 情報コース
教授 加藤 邦人

私たちは社会的にやりとりされているそれらの情報が社会的関係の制御にどのように用いられているかを情報学の観点から明らかにするとともに,社会的ロボットに応用することを目指しています。

研究内容

コンピュータビジョンはコンピュータに画像を認識、理解させる研究分野です。近年の深層学習の発展によってコンピュータビジョンは社会で広く利用されるようになってきました。コンピュータビジョン技術を、物体認識や外観検査など産業の分野に応用することを目的としています。
深層学習を用いた画像認識で、人が行っている作業の代替や、人以上の精度を実現することを目指します。例えば、外観検査では、人が行っている単純労働の代わりになるもの、または人以上の精度を実現します。外観検査では、不良の学習サンプルが十分に集めることが難しいため、正常ではないものを異常と判断するよう学習させることが必要です。このような、深層学習による異常検知について研究します。

学会発表履歴と特許

論文、学会発表他

http://www.cv.info.gifu-u.ac.jp/publications/index.php

受賞

[1] ViEW2016 ビジョン技術の実利用ワークショップ 小田原賞(優秀論文賞), 服部哲也,加藤邦人:"
近赤外物質判別法における最適波長選択と実環境下への応用",ビジョン技術の実利用ワークショップ ViEW2016,pp.162-163
(2016年12月9日 受賞)

[2] Best Paper Award受賞, Hiroaki Aizawa, Kunihito Kato,"Parts Segmentation on Aircraft using Encoder-Decoder CNN", Proceeding of 23rd International Workshop on Frontiers of Computer Vision,O2-3,(2017年2月3日受賞)

[3] オーディエンス賞, 相澤宏旭,加藤邦人,山下隆義:"多重解像度性を取り入れたEncoder-Decoder CNN によるパーツセグメンテーション",第23回画像センシングシンポジウム SSII2017,IS3-34(2017年6月9日受賞)

[4] Best Paper Award受賞 Shunsuke Nakatsuka,Kunihito Kato,Yosuke Nakanishi:"Study on Visual Inspection Method using CNN Regression",Asia International Symposium on Mechatronics
,D1-5(2017年9月15日受賞)

[5] ViEW2017 ビジョン技術の実利用ワークショップ 小田原賞(優秀論文賞), 中塚俊介,相澤宏旭,加藤邦人:"少数不良品サンプル下におけるAdversarial AutoEncoderによる正常モデルの生成と不良判別",ビジョン技術の実利用ワークショップ ViEW2017,pp.148-149
(2017年12月8日 受賞)

[6] ViEW2018 ビジョン技術の実利用ワークショップ ViEW若手奨励賞, 細江麻梨子, 山田智輝, 加藤邦人,山本和彦:"Conditional AutoEncoderを用いた字種非依存型筆者識別", ビジョン技術の実利用ワークショップ
ViEW2018 (2018年12月7日 受賞)

[7] 精密工学会研究奨励賞, 村瀬王哉, 加藤邦人:"多次元応答PLS回帰分析による近赤外物質判別法の高速化", 精密工学会誌,Vol.84, No.12, pp.1050-1058 (2019年3月14日 受賞)

[8] SSII2019 優秀学術賞, 相澤宏旭, 片岡裕雄, 佐藤雄隆, 加藤邦人, “Viewpoint-agnostic Image Rendering”, 第25回画像センシングシンポジウム SSII2019, IS2-16,(2019年6月13日発表/2020年6月受賞)

[9] ViEW2019 ビジョン技術の実利用ワークショップ 小田原賞(優秀論文賞),中塚俊介,加藤邦人:"多重解像度マップを持つ補集合GANを用いた正常データのみの学習による外観検査法",ビジョン技術の実利用ワークショップViEW2019, OS3-H1(IS2-C10) (2019年12月6日 受賞)

[10] SBRA2019 バイオメトリクスと認識・認証シンポジウム 優秀発表賞,細江麻梨子,加藤邦人:"異言語間の共通性に着目したオフライン筆者照合",バイオメトリクスと認識・認証シンポジウム SBRA2019,S1-16
(2019年12月6日 受賞)

特許

[1] 加藤邦人,服部哲也:"物質判別に用いる近赤外画像撮像用の波長決定方法および近赤外画像を用いた物質判別方法",(特願2015-177230/2015.9.9出願)

[2] 加藤邦人,伊藤優太,“表面検査装置および表面検査方法",(特願2015-038571,2015/02/27出願,2018.10.19公開)

[3] 伊藤優太,加藤邦人,山本和彦:”"物体形状推定装置及びプログラム”(特願2014-131760,特開2016-008954/2014.06.26出願,2016.1.18公開)

[4] 加藤邦人,寺田和憲,卷口明弘,高橋和之”"デザイン決定支援システム”(特願2016-41594/2016.03.3出願)

[5] 加藤邦人、速水悟、田村哲嗣、児玉千紗:"嚥下タイミング測定方法および嚥下タイミング測定装置" (特願2017-103563/2017.05.25出願)

[6] 加藤邦人、中塚俊介、相澤宏旭:"異常品判定方法" (特願2017-196758/2017.10.10出願)

[7] 加藤邦人、長谷部瑛久、山浦研弥、山浦孝:"表面検査装置および表面検査方法" (特願2018-111749/2018.6.12出願)

[8] 加藤邦人,中塚俊介,相澤宏旭,齊藤岳穂,高田裕樹,伊澤仁:"異常品判定方法"(特願2019-73372/2019.4.8出願)

[9] 齊藤岳穂,加藤邦人,中塚俊介:"異常判別システムおよびその構築方法"(特願2019-77205/2019.4.15出願)

[10] 齊藤岳穂,加藤邦人:"試験品評価システムおよびその構築方法"(特願2019-77264/2019.4.15出願)

CONTACT

人工知能研究推進センターに関するお問い合わせは、下記アドレス宛にメールにてお願い致します。