高校での出前講義を開催しました。

投稿:スタッフ 塚本
イベント報告
講演会

題目:AIの基本的な考え方と社会浸透
講師:工学部電気電子・ 情報工学科情報コース 原 武史 教授
内容:医療分野におけるAIは、急速に浸透し始めました。しかし、完全な能力をもったAIはまだ存在せず、医療AIと人との協調は重要な課題と言えます。AIが不足する能力を人が補って、よりよい医療を実現する仕組みが注目されています。このためには、AI技術の向上のみならず、それを使う人の意識の変容を促す仕組みづくりが重要だと考えられています。本講義では,そのような仕組みを実現する技術の基本と、AIを利用する環境、法体制などを紹介しました。
講義では、ヒントン教授のノーベル賞授業の話題や生成AIの歴史、AIの仕組みについて解説しました。さらに、ドラえもんを例に挙げながら、日本が生成AIに寛容な国であることや、今後はAIを使う人の意識の変容が重要であることを説明しました。不完全かつ不確実なAIとどう向き合うかという問いかけに、高校生のみなさんには熱心に耳を傾けいただき、本講義が、意識や情報が出来事の確率を変える可能性について考えるきっかけになったのではと期待しています。
開催日: 2024年11月1日(金)
対象:岐阜県立岐山高等学校 2年理数科(2クラス80名)

 

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