人工知能研究推進センター開所式
令和元年度4月より人工知能の幅広い活用を推進する研究拠点として、人工知能研究推進センターを研究推進・社会連携機構に設置いたしました。
本研究センター設立の趣旨は、学内の工学、教育、応用生物、医学、及び情報科学分野の優れた研究者を集結させ研究力を一層強化し、学内、及び地域産業の幅広い分野での人工知能技術の活用をとおして、教育・研究・産業を活性化するための研究、及び教育を推進することにあります。つきましては、開所式を開催する運びとなりましたので、ご多忙中のところ誠に恐縮ではございますが、ご出席賜りますようお願い申し上げます。
岐阜大学 人工知能研究推進センター開所式
日時: | 令和2年1月28日(火)14時00分~17時30分 |
会場: | 岐阜大学サテライトキャンパス (JR岐阜駅前) |
内容: | 各位挨拶 |
センター紹介 | |
基調講演及び講演 |
申込み方法
こちらのフォームまたは下のQRコードからお願いいたします。
なお、会場が100名定員になっています。誠にお手数ながら準備の都合上1月20日(金)までに申込書にてご都合のほどをお知らせくださいますようお願い申し上げます。
人工知能研究推進センター開所式基調講演
岐阜大学人工知能研究推進センター開所式にあわせ、AI分野で著名な研究者による基調講演を企画いたしました。基調講演では、コンピュータビジョン、画像認識で日本トップレベルの研究者であられる、中部大学藤吉弘亘先生にAIによる画像認識の最前線と、その未来についてご講演いただきます。
日時: | 令和2年1月28日(火)15時00分~16時00分 |
会場: | 岐阜大学サテライトキャンパス (JR岐阜駅前) |
講演タイトル: | 「AIの視線を可視化してAIを知る -深層学習の判断根拠の可視化-」 |
概要:
深層学習(Deep Learning)による人工知能システムは、画像認識や音声認識の分野で人と同等の認識性能を達成しています。しかし、その出力は何を根拠に決定されたのか分からないという問題があります。
本講演では、推論結果を求める際に、深層学習が注目した領域であるアテンションを出力するネットワーク — Attention Branch Network(ABN) について紹介します。ABNはアテンションを獲得しつつ、 認識性能の向上にも寄与することができる深層学習のネットワークです。応用事例として、自動運転や医療診断におけるABNによる視覚的説明について紹介します。アテンションを可視化することはAIの視線を確認することであり、人工知能システムの出力の判断根拠を解釈するアプローチとして期待されています。