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岐阜県 は昔より“飛山濃水”といわれ、その美しい山々と県域を流れる木曽三川に代表される多くの川の水の恵みによってうるおされてきました。多くの川の清流には毎年多くの釣り人が竿を垂らし、鮎をつり、夏には水浴場として、多くの市民に親しまれてきています。しかしその川は、長年多くの災害をもたらしてきたことも又事実です。
しかし、川の水をめぐる環境は、日本の高度成長とともに変わってしまったと言わざる得ません。
それは、上流地域における、開発であったり、ダムの建設であったりと色々な原因があります。
岐阜県を代表する長良川においても、情緒豊かな鵜飼が1200年以上前から毎年行われ、その水は今なお名水百選に選ばれる程の清流を保っていますが、半世紀前には、鵜飼舟の船頭さんたちは長良川の水を直接汲んで飲んでいました。長良橋の上から見た長良川には大きな魚の魚影が多くみられ、川原に目を移せば、橋の下流には芦原がしげり、上流は夏になると海の家ならぬ川の家が丸い石でいっぱいの川原に数軒建ち並び、水浴びを楽しんでいる姿がありました。
長良川をはじめとして、岐阜県の自然を守り後世に伝えていくことは、今を生きる私たちの義務でもあります。
 多くの問題をかかえる河川環境の問題について、当センターでは特に「長良川河口堰」の裁判資料・市民運動の資料等を寄贈頂いており、その保存整理をしています。
それらの整理を進めつつ、順次公開していきます。
又 今年(H23年)の選挙で当選した愛知県の大村知事の公約の一つに 河口堰の開門調査 があります。幾度かの反対運動・訴訟裁判等を経て、1995年7月6日のゲート閉鎖より、15年が経過しており、利水・治水・環境問題等を再検証する必要がある。と述べており、賛成・反対両者の学識者のヒアリング・調査等を実施しています。(6月8日には第1回のヒアリングが行われ、当センターの富樫幸一教授が反対の立場から意見を述べております。)
これら現在の動きについても、随時 更新していきます。

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