TOP>飛山濃水>>長良川支流の谷その1

 

この追ヶ谷には、この谷の集落にだけ伝わる、お盆の料理があります。それが、この写真の具沢山の御汁です。
ご厚意で作っていただきました。
入っているは、茄子・胡瓜・茗荷・しろがら(里芋の茎のようなものですが、これは芋を食べず、その茎だけを食べるものです)それとひじきです。
それらを油で炒めて、お醤油で煮込むのですが、なんとも素朴ではありますが、奥深い味のする一品でした。お盆の時期の夏野菜を入れてつくるのでしょうけれど、ひじきを入れるというのが珍しく感じました。(何分にも山のなかなので)



















八月の中旬は、雨の量が多かったせいか、神崎川の流れは、水量も多く、アユ漁も解禁となり、あちらこちに釣り糸を垂らす姿が見られました。かなりの急流で、魚はいるのだろうかと、橋の上から川をみますと、流れの澱んだところには、はっきりと魚影の姿を確認することが、できました。
















川を下っていきますと、魚道が設置されていました。階段式のものと、溝だけのもののようです。水量が多いので、魚も上りやすいのでしょうか?そして、みぎの写真ですが、何だかおわかりになりますか? これは鮎の稚魚を放流するときに使うもので、パイプが川の水面まで伸びています。以前は川まで下りて放流していたそうですが、川に降りられるところが限られている上に急斜面なので、こういう方法をとっているそうです。ここから、水と一緒に流すので、鮎にとっても負担が少ないそうです。
いつも、長良川に関して思うことは、40万人都市の真ん中を流れる長良川に立てば、川の香りがします これは、稀有なことなのだと。そして、その長良川に流れ込む水は本当に、きれいで、水源地ではそのまま飲んでも、ほんとうにおいしい水です。ここの追ヶ谷の水源地の水も、腐らないので、備蓄に十分耐えられるとのことでした。 今回も川の恵に感謝して、自然に癒された一時でした。ここは岐阜の市内からは一時間かかりません。川を見るだけでも、訪れてはいかがでしょうか?