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今年の夏は太平洋高気圧の張り出しが弱く、日本列島は南からの湿った空気の通り道となり、各地で大雨が降り、連日のように各地に甚大な被害をもたらしています。
被害にあわれた皆様には、お見舞いを申し上げます。
ここ岐阜県下でも、お盆休み期間の最終日にあたる17日は大変な雨が降り、 高山では例年の8月の雨量の二倍の量が1日で降り、道路鉄道も寸断され、大変な状況が続いています。  岐阜市でも、ほんの数時間の間に100mm近い雨が降りましたし、上流の郡上市では320mm近い雨が降りました。
 私の住んでいる団地でも例外なく午後から数時間大雨が降りました。  一昨年にすむ地域が土砂災害警戒区域に指定されたこともあり、外の様子を気にしていたのですが、山から出てくる雨水の量が、今までにあまり見たことのないような量で少し恐ろしく感じました。家の前の側溝に前の山から落ちてきた石は、拳2個分位の大きさがあり、それがいとも簡単に側溝を流れて行き、滞留した場所から水が溢れだして、坂道が川の様になっていました。

これは団地の一番上にある、農業調整池から流れ落ちる滝(左)と山から調整池に流れ込む渓流(右)の様子です。普段の滝は、左手の方から落ちているだけですが、今回は高低差全体が滝になっていました。 渓流も同様で、ここは山への入り口で、百々ヶ峰への登山道の一つなのですが、ここに立っていると山の方から、何か金属に石が当たるような音がしてきました。それが何なのか想像がつかなかったのですが、土石流ということを心配して、これより先に足を踏み入れることはしませんでした。
 この数時間後、岐阜市より一時避難勧告が出されました。しかし、その様なことを想定した訓練を一度もやっていないのが現状で、個人的にも、本当にそんなレベルなのか疑ってしまって、避難することはありませんでした。
今回は、暫くしてそれも解除されたのでよかったのですが、もっと酷くなっていた時、実際にどうやって行動するのか、訓練をしたこともなければ、想定をしたことすらないということを反省した次第です。


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