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長良川の状況はどうなっているのだろうかと、見に行ってきました。。

 私が見に行った時には、最高水位を下回った時間帯だったと思うのですが、道の高低差によっては、まだ道に水のついているとことがありました。川面に目をやると、木が沢山流れていっていました。

これは、長良橋のたもとにある水位観測所です。この地点の計画高水位は21.79mとなっていて、計画高水位は、河川整備の目標としている水位のことで、この水位以下の水を安全に流すよう堤防は設計されると建設省のホームページには書かれているのですが、この写真でみると、明らかに目の高さの上です?この場所は、実は堤内地と言いまして、堤防の内側なのです。普通に民家がありますが、万が一の場合は右手に見える長良橋の南北に閘門(こうもん)があって、締め切りをして川にしてしまいます。そうすることによって、長良橋から下流に水を安全に流下させることができるのでしょう。ですからこの水位指標を、水防団や市役所方がずっとみてみえました。今から38年前の昭和51年の9.12豪雨の時は、一週間にわたって雨が降り続き、長良橋の閘門は締め切られてしまいました。当時通学していた高校は、橋の南にあったため、バスは普段は長良橋を通る路線ですが、その時は金華橋を通っていました。けれど天神川という川が氾濫していたため、バスはその手前で引き返してしまいました。高校の校舎の4階が丁度堤防の高さで、見るとその高さ近くまで川の水が来ていて恐ろしいと思った記憶があります。その翌日、安八で堤防が決壊したのです。  その当時は、長時間にわたって雨が降り、水かさが増していったのですが、現在は、短時間で一ヶ月分の雨が降るという、もっと過激な天気に変わってきています。今までに想定しなくても良かったことを想定する必要を感じました。


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