メタセコイア(Metasequoia glyptostroboides)

スギ科(Taxodiaceae) メタセコイア属(Metasequoia)
落葉針葉樹 高木 雌雄同株
【分布】 中国四川省から移植したものが全国へ
【開花】 2~3月 【結実】

【葉身】 単葉 対生、羽状葉
【葉柄】 ごく短い 【葉脈】 並行脈
【葉の長さ】 ~3cm 【葉の幅】 1、2cm
【主脈】 うっすら見える 【側脈】 ほぼ見えない
【葉縁】 × 【葉脚】
【その他】 赤褐色で縦に裂ける
落葉と一般に言われるが,落ちているものをよく見ていただきたい。針葉樹なので当然複葉ではなく単葉である。すなわち,落ちているものは末端の枝ごとごっそり落ちており,個々の葉が個別に落ちているのではない。もともと三木茂によって日本の第四紀化石から記載されたもので,和名もアケボノスギとされた。その後中国で生き延びた個体がアメリカ人により発見され,大騒ぎとなった。日本には,三木茂の功績をたたえ,その貴重な木の苗が多数送られ,幾つかの古くからある植物園にはその第一世代の木が残っている。そのため学名の音読みのメタセコイアが一般になり,和名は使われなくなってしまった。
(植田 邦彦 一部修正加筆)


所在

【本部エリア】工学部エントランス北西側 > 樹木No.17

<< 戻る