プロジェクト
巡回展「川と海を旅する魚たち」プロジェクト
研究期間:2008年4月〜2012年2月
シロザケの展示を作ろうと集まった有志研究グループ「水辺の教育メディア研究会」(水辺研)が予算ゼロの状態から試行錯誤しながら巡回展「川と海を旅する魚たち」の企画・制作を行い,北海道,埼玉県,岐阜県,滋賀県,佐賀県,福岡県の博物館10館で開催した。RFIDを用いた鮭御膳展示とARを用いたシロザケ展示の開発を担当。
メンバー *50音順,所属はプロジェクト実施時のもの
- 今井亜湖(岐阜大学)
- 真田誠至(岐阜県世界淡水魚園水族館 「アクア・トト ぎふ」)
- 高尾戸美(札幌市豊平川さけ科学館ボランティア/乃村工藝社)
- 堤雄一郎(乃村工藝社)
- 藤田宏之(埼玉県立川の博物館)
- 森美樹(乃村工藝社)
- 吉冨友恭(東京学芸大学)
成果
- 巡回展「川と海を旅する魚たち」の企画・製作
- 巡回展の開催(埼玉県立川の博物館,札幌市豊平川さけ科学館,佐賀県立宇宙博物館,岐阜県博物館,水辺共生体験館,アクア琵琶,千歳サケのふるさと館,釧路市立博物館,標津サーモン科学館,マリンワールド海の中道:計10館)
資料
- 水辺の教育メディア研究会(2012)水辺の教育メディア研究会報告書 PDF
- 今井亜湖,堤雄一郎,三上戸美,森美樹,吉冨友恭(2010)巡回展『川と海を旅する魚たち』の企画開発.展示学48:100-103.
- 水辺の教育メディア研究会(2010)巡回企画展『川と海を旅する魚たち』.展示学48:118.
- 吉冨友恭,岩田愛加,今井亜湖(2010)巡回展に求められる評価視点について~企画展『川と海を旅する魚たち』を事例として~.展示学48(第29回研究大会発表梗概):132-133.
- 岡薫,石橋陽一郎,溝口雅彦,吉冨友恭(2010)プラスティネーション標本で生き物を実感する.第29回日本展示学会研究大会ポスター展示(国立民族学博物館).
- 今井亜湖,スペンス・ゼオースキ,吉冨友恭,大塚一幸,前迫孝憲(2010)「魚の生態観察を目的とする複合現実感技術を用いた映像展示の開発.日本教育工学会第26回全国大会講演論文集:47-50.
- 今井亜湖,堤雄一郎,三上戸美,森美樹,吉冨友恭(2010)巡回展示の企画・制作・運用を通じた科学コミュニケーションの可能性~任意団体が実施する巡回展『川と海を旅する魚たち』展を事例として~.21世紀の科学教育を創造するワークショップVIII ポスター発表(東京大学).
- 今井亜湖,スペンス・ゼオースキ(2010)RFIDを用いたインタラクティブ展示の開発と評価.日本教育工学会研究報告集JSET10-5:209-214.
- 堤雄一郎,三上戸美,今井亜湖,森美樹,吉冨友恭(2011)オリジナル巡回企画展『川と海を旅する魚たち』にみる『来館者の遊び心を刺激する展示アイテムの開発』の一考察.第51回日本動物園水族館教育研究会.
- 依田芽生,仁科亜季子,今井亜湖(2011)IDの手法を用いた博物館展示の開発~『徹底比較!長良川鵜飼vs小瀬鵜飼』を事例に~.日本教育工学会研究報告集JSET 11-1:213-218.
- 岩田愛加・吉冨友恭・今井亜湖(2011)巡回展示を対象にした展示評価と改善点の抽出~企画展『川と海を旅する魚たち』を事例として~.展示学49(第30回研究大会発表梗概):100-101.
- 吉冨友恭・岩田愛加・今井亜湖・堤雄一郎・三上戸美(2011)巡回展示を対象にした展示改善と改善効果の検証~企画展「川と海を旅する魚たち」を事例として~.展示学49(第30回研究大会発表梗概):102-103.
- 今井亜湖,スペンス・ゼオースキ,岩田愛加,吉冨友恭(2011)RFID技術を用いたインタラクティブ映像展示の利用傾向~企画展『川と海を旅する魚たち』のSAKE-GOZEN展示を事例として~.展示学49(第30回研究大会発表梗概):104-105.
- 三上戸美(2011)巡回展の新しい試み.第3回博mono塾・口頭発表(箱崎水族館)2011年6月18日
- 三上戸美(2011)ネットワーク型社会における巡回展の可能性~ 企画展『川と海を旅する魚たち』展を事例に~.第50回北海道博物館大会・口頭発表(釧路市生涯学習センター).
- 今井亜湖,高田浩二,高宮由美子,原田康徳,田和篤史(2011)水族館の展示と連権したワークショッププログラムの開発.日本教育工学会第27回全国大会講演論文集:331-332.
- 原田康徳,今井亜湖,小林桂子(2011)「Viscuitを用いたワークショップにおける参加者の活動分析.日本教育工学会第27回全国大会講演論文集:597-598.
- 今井亜湖,スペンス・ゼオースキ,岩田愛加,吉冨友恭(2012)RFID技術を用いた評価機能によるインタラクティブ映像展示の展示評価.展示学50:52-59.
- 岩田愛加,吉冨友恭,今井亜湖(2014)巡回企画展を対象とした展示評価と改善点の抽出.展示学51:22-31.
- 吉冨友恭,岩田愛加,今井亜湖,堤雄一郎,高尾戸美(2015)巡回プロセスに沿った展示の改善と改善効果の検証.展示学52:6-12.
- 今井亜湖,吉冨友恭,スペンス・ゼオースキ,前迫孝憲(2019)魚類の形態的・行動的特徴の理解を促すAR展示の開発.教育システム情報学会誌36(2):154-159.
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