世界最高速の光学撮影装置を用いて、フロリダにおける自然雷とロケット誘雷を撮影する。 撮影されたデータを解析することにより、落雷の雷撃瞬間の放電過程を明らかにし、避雷針の高効率化を図る。MORE
雷放電は秒速数百キロメートルを超す速い現象だけでなく、雲内に隠れている部分も多いため、その3次元的な進展様相の観察が極めて困難である。 本研究では雷放電の3次元進展様相を可視化する技術を確立すると共に、冬季雷雲における各種充電・放電現象の徹底解明を目指す。 雷三次元可視化システム - FALMA (Fast Antenna Lightning Mapping Array)
雷雲の電気を思うまま放電させることができれば、電力ネットワークにおける雷事故をはじめ、すべての雷事故をなくすことができる。 本研究ではドローンを用いてそのような夢のような雷雲放電技術を開発する。
雷雲電界を3次元空間で測定できれば、落雷の時刻、場所と強弱を予知できるようになる。 本研究では、雷雲電界の3次元空間での計測方法を開発し、落雷の予知を試みる。
化石燃料の枯渇問題や、地球温暖化などの環境問題を解決する切り札として、風力発電、太陽光発電といった自然エネルギーシステムがある。 自然エネルギーシステムは密度が決して高くない自然エネルギーを入力としているため、高出力を得るには、大型化が欠かせない。 一方、これらの点在する自然エネルギーシステムを有機的に連携するためにはスマートグリッドが欠かせない。 大型且つ連携したシステムには落雷の確率が自然に増え、雷被害の問題がより深刻となる。 本研究は、雷雲環境下における自然エネルギーシステム、とりわけ、大型風車について総合計測を行うことにより、スマートグリッドの雷害対策を構築する。
太陽光発電は猛スピードで普及が進んでいる。 近い将来、設置された太陽光発電システムにおいて様々な経年劣化、故障が必ず出てくると予想される。 それらの対策として、設置状態での太陽光発電システムを効率よく診断する技術が求められている。 本研究では瞬時に太陽光発電システムの状態を診断できる方法を開発する。