日本耳鼻咽喉科学会岐阜県地方部会のホームページへようこそ。日本耳鼻咽喉科学会岐阜県地方部会は、日本耳鼻咽喉科学会の都道府県部会として、耳鼻咽喉科（じびいんこうか）および頭頸部外科（とうけいぶげか：頭、くび、はな、くち、のど、甲状腺などの腫瘍性疾患の治療を担当）の病気を担当する岐阜県内の医師が参加して、診療と研究、ならびに市民の方々への疾病予防の啓発に関して活動を行っています。会員数は162名（令和元年5月現在）です。毎年1回地方部会総会を学術講演会とともに開催し、愛知、三重、岐阜の3県による東海地方部会連合講演会が年2回、中部地方部会連合会が年1回開催されているとともに、例年3月3日の「耳の日」には市民向けの公開講座を岐阜市で開催しています。

本ホームページにおいては、会員間の連絡の他、一般市民の方に向けても、耳鼻咽喉科の情報を発信していきたく存じます。

　耳鼻咽喉科・頭頸部外科は、人間が生きていくために大切な機能を扱う専門家です。聴覚、嗅覚、味覚、平衡感覚などを扱う感覚器のエキスパートであると同時に、摂食嚥下、音声言語、呼吸などの機能と、それに必要な口腔・咽頭・喉頭・鼻腔の専門的診察を行うことができます。とくに最近では難聴と認知症の関係が指摘され、また誤嚥性肺炎が高齢者の健康維持に大きな妨げになることがわかり、これらの機能障害への対応が重要と考えられています。

　聴こえ、声、嚥下、口・鼻の調子など、頭頸部の体の働きに不自由を感じる方々には、是非、耳鼻咽喉科を早めに受診していただき、病気の早期の治療、ないしは病気や合併症の予防に関して、医師と相談していただけるようお願いいたします。

日本耳鼻咽喉科学会岐阜県地方部会
岐阜大学耳鼻咽喉科教授
会長　小川武則