苗字の分類

 

論理的思考3の項で「軸を通す」という話をした。そのときは高尚な例を挙げてみたが(メンデレーエフ先生である)、身近なものも解析してみたい。日本人の苗字は多数あるが、それらを分類してみることにする。さて、どうなることやら。


私の苗字は山本である。山の麓という意味だと思う。山元や山口もだいたい同じ。以下の苗字は同じ意味合いである。

山本、山元、山下、山口


山下があれば山上もある。下から順番に言えば

山下、山中、山上


また、その山が大きかったり小さかったりもする。

大山、中山、小山


次は方角。

西山、北山、東山



まとめると

1 山本 山元 山下 山口

2 山下 山中 山上

3 大山 中山 小山

4 西山 北山 東山


山の次は森。

1 森本 森元 森口

2 森下 中森 上森

3 大森 小森

4 西森


森の次は林。

2 中林 上林

3 大林 小林

4 西林


次は谷。順番に下っていくことにする。

1 谷本 谷元 谷口

2 中谷

3 大谷 小谷

4 西谷


沢。

1 沢本 沢口

2 中沢 

3 大沢 小沢

4 西沢 北沢


川/河。

1 川本 川口 

2 川上

3 大川 小川

4 西川 北川


野。

1 野口 野元 野本

2 野中 野上 あと上野 中野

3 大野 小野

4 西野 北野 東野 南野(揃った)


原。

1 原口

2 中原 上原

3 大原 小原

4 西原 北原


池。

1 池本 池下

2 池下 池中 池上

3 小池

4 


村。

1 村本

2 上村 中村 下村

3 大村

4 西村 北村


田。

1 田口 田本

2 田中 中田 上田

3 大田/太田 小田

4 西田


畑。

1 畑本

2 畑中 

3 大畑 小畑


津。

1 津本 津元

2 上津

3 大津 小津

4 西津


島。

1 島本 下島

2 中島 上島

3 大島 小島

4 西島 北島


見方を少し変えてみる。田はいろんなところに現れる。田のあるところに民家あり。


田(二回目)。

山田 森田 林田 沢田 川田 野田 原田 池田 村田 田畑 津田 島田

田は谷には現れなかった(土地がないのだ)。


次は村(これも二回目)。

山村、村山、森村、沢村、河村、野村、津村、島村


松。

松山 松原 松川 松林 松村 松島 


あとは梅とか桑とか柿とか、、、杉、竹、柳。。。



ということで、多様な日本の苗字にもそこそこの構造が含まれていることがわかる。


ちなみに、これまで出てきた苗字だけで日本の苗字トップ100の1/3をカバーしている。思いつきで始めたにしてはなかなかのものである。


2023.4.13


あまたある苗字をある視点に従ってそこそこ分類できた、という話。植物生理学で言えば光ストレス応答、低温ストレス応答、窒素飢餓応答、人為的なショ糖投与時の応答をまとめてひとつの視点で解釈する、みたいな話になる。苗字のときと大きく違う点として、「同じ文字を使っているから同じグループ」のようなわかりやすい話にはなってくれなくて、裏にある分子機構は見えない状態で現象の類似性を「感じて」あたりをつけていくこと、がある。飛び道具(投げハンマー)が欲しくなるのはこの作業のとき。



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