陸域環境物理学研究室
【研究内容】
主たる研究課題は、(1)森林の生態系機能(炭素・水・熱循環)のプロセスとメカニズムを解明すること、(2)気候変動や環境変動が森林の生態系機能・生態系サービスに及ぼす影響を様々な時空間スケールで解明すること、(3)生態系機能のモニタリング手法を開発することです。フィールド調査、データ解析、生態系モデリングが主な研究手法です。フィールド調査は、基本的に岐阜県高山市の常緑針葉樹林を対象に実施しています。
*研究室名に「物理」とありますが、当研究室を卒業した学生の大半は高校・大学で物理学の講義を選択していない学生です。
【メンバー】
- 斎藤琢(准教授)
- M1 1名, B4 2名(令和7年度)
【過去の修士論文テーマ】
- 雪害を受けた冷温帯スギ林における林分スケールの粗大木質リター分解呼吸量の推定(2023年度修論)
- 岐阜県のスギ林を対象とした生物地球化学モデル による炭素吸収量の温暖化応答予測 (2022年度修論)
- 冠雪害を受けたスギ林における単木および林分スケールの蒸散量の推定(2021年度)
- 雪害による自然攪乱を受けたスギ林生態系における林分スケールの幹表面呼吸量の推定(2020年度)
【過去の卒業論文テーマ】
- 雪害による自然撹乱を受けたスギ林における土壌呼吸の時空間変動 (2024年度卒論)
- 雪害による自然攪乱が冷温帯スギ林生態系のバイオマス量に及ぼす影響 (2024年度卒論)
- 雪害を受けた冷温帯スギ林における粗大木質リター分解呼吸速度の時空間変動(2021年度)
- 温暖化が温帯常緑広葉樹林における土壌微生物呼吸の環境応答特性に及ぼす影響(2020年度)
- 生物地球化学モデル「BIOME-BGCMuSo」を用いた冷温帯スギ林における炭素収支の温暖化応答予測(2020年度)
- 雪害による樹冠欠損がスギの樹液流速に与える影響(2019度)
- 雪害によるスギの樹冠欠損が幹表面呼吸の季節変化へ及ぼす影響(2018度)