研究室紹介 of veterinary reproduction

岐阜大学応用生物科学部
獣医臨床繁殖学分野


獣医臨床繁殖学分野

私たちは獣医臨床繁殖学分野では,動物の“繁殖”をキーワードに,ウシ,ウマ,ブタなどの産業動物から動物園や行政と連携して希少動物に関する研究,臨床,教育を行っています.

IMG_4836.JPG臨床繁殖学とは  獣医師,獣医学のカバーする領域は,多くの方がイメージされるイヌやネコなどの伴侶動物を診る動物病院の先生,食品や環境衛生に携わる公衆衛生のスペシャリスト,野生動物や生態学に携わるナチュラリストなど,多岐にわたっています.
 この中で,私たちの分野,獣医臨床繁殖学は,ウシやウマなどの産業動物の臨床,さらにはその繁殖学,ヒトでいえば産婦人科,泌尿器科や小児科の一部を担当しています.
 当たり前のことですが,動物は子を産まなければお乳を出しませんし,繁殖できなければ食肉の生産は滞ってしまいます.このことから,これまで繁殖学は畜産に関連する獣医学分野において重要な位置を占めてきました.しかし,現在,繁殖学は単に“増やすこと”だけを目的としていません.生殖工学の力を借り,産業動物の生産性向上,畜産物の付加価値創出を試みています.また,ヒトに先立って体外受精,受精卵移植,核移植,クローンなどの技術が確立された分野でもあります.さらには,動物園動物の保全への貢献も可能な分野です.これらのことを考えると,胚操作から直腸検査,生物の多様性までを扱う繁殖学は古いようで新しい分野なのかもしれません.