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岐阜大学「多様性活力発揮に向けての女性研究者支援」総括シンポジウムを開催しました。

2012/12/20

 平成24年12月5日(水)、岐阜大学「多様性活力発揮に向けての女性研究者支援」総括シンポジウム「男女共同参画大学の実現に向けて―女性研究者支援事業から男女共同参画推進活動へ」を開催し、学内外から約150名の参加がありました。

 最初に、森秀樹学長より、「国立大学は男女共同参画が遅れている分野の一つ、改めて勉強させていただき明日への行動力としたい」と挨拶がありました。

 基調講演では、「女性研究者の現状:世界・日本・三重」と題し、三重大学人文学部特任教授で前女性研究者支援室長(学長補佐)の小川眞里子氏よりご講演をいただきました。小川氏は、女性研究者支援は世界共通の課題であり、欧米諸国で女性研究者の割合が日本に比べて高いのは、対応策を進めてきた結果であるとし、日本の取組が遅れている現状を話されました。また、三重大学では、女性研究者支援事業の展開により、工学部に創立以来初の女性教員が数名誕生したことに触れ、「景色を変えて、意識を変えよう」と述べられました。
 
 引き続き、男女共同参画推進室の三宅恵子特任准教授、松藤淑美特任助教、松井真一特任助教が、2年半にわたる事業の取組成果を紹介し、「女性研究者が出産・育児等と研究活動を両立し研究を継続できる仕組みを構築することができた、今後は目標達成に向けてさらなる採用の促進が必要」と報告しました。その後のショートリポートでは、山根京子応用生物科学部助教より研究補助員配置制度の利用経験について、「制度の利用により科学研究費補助金を獲得することができた、精神面での効果が非常に大きかった」との報告がありました。また、連合農学研究科博士課程2年の吉ア友紀さんより、「サイエンス夢追い人育成プロジェクト」の参加経験について、「プレゼンテーションについて考える機会となった、研究生活の中でのリフレッシュとなり研究に対するモチベーションが向上した」との報告がありました。その後、林正子男女共同参画推進室長より、「今後の展望と実践活動」について、「女性研究者支援事業で得られた成果を礎とし、岐阜大学男女共同参画行動計画に則り進めていく」との宣言がなされました。

 終わりに、杉戸真太理事(財務・基金担当)より、「培った男女共同参画の精神を来年度からも繋げていきたい」と、本学における男女共同参画をさらに推進していく姿勢が打ち出されました。

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