平成24年2月9日(木)、学長や理事、各部局長を主な構成員とする多様性人財活用推進会議の中でFDを実施し、48名が参加しました。これは、大学における男女共同参画の推進には、意思決定権を持つ幹部層の意識改革が必須であることから実施されたものです。
FDでは、北海道大学副理事・女性研究者支援室長・大学院農学研究院教授の有賀早苗氏をお招きし、ご講演をいただきました。
「女性研究者の活躍促進、なぜ必要?何が必要?」と題した講演では、女性教員比率における数値目標設定の意義について、「数値目標が独り歩きすることは良くない」「無理やり数値達成をめざすとバックラッシュを招く」としながらも、「数値目標に向かって何としても増やそうと思うことは大切」「目標達成をめざして努力を重ねる根拠となる」など、重要な意義を持つと述べられました。また、女性研究者の活躍促進の必要性や北海道大学での取り組みの詳細について紹介がありました。
参加者からは北海道大学で行われている制度への質問などが出され、岐阜大学の女性研究者の活躍促進とそれに向けての数値目標の設定について考える機会となりました。