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男女共同参画推進シンポジウムを開催しました。

2011/12/19

平成23年12月7日(水)、岐阜大学男女共同参画推進シンポジウム「男女共に学びやすく働きやすい大学をめざして」を開催し、学内外から約180名の方々にご参加いただきました。
 最初に、森秀樹学長より、大学は男女共同参画が遅れている分野のひとつ、勉強したいと挨拶がありました。
 基調講演では、「男性にとってのワーク・ライフ・バランス 男女共同参画」と題し、内閣府男女共同参画会議専門委員の渥美由喜氏より、ご講演をいただきました。渥美氏は、組織がワーク・ライフ・バランスに取り組むメリットについて触れ、生産性を上げる取り組みが個人と組織の双方を成長させる、それには管理職のマネジメントがポイントと述べられました。また、ご自身の育児・介護経験についてお話しされ、ワークにもライフにも真摯に向き合う(ポジティブシンキング)の効果を述べられました。
 引き続き行われたパネルディスカッションでは、林正子男女共同参画推進室長をコーディネーターとし、渥美氏、村瀬忍 教育学部教授、大屋賢司 応用生物科学部准教授、元平佳作 人事労務課長をパネリストに迎え、大学の現状と課題について各々の立場から討論が行われました。村瀬氏は、育児期には時間がなく、常に不安を抱えていたことに触れ、研究補助員配置制度の利用は精神的な支えになったと話されました。大屋氏は、育児期には男性においても時間がなくなり、他の人に授業等をお願いすることのできない現状では、研究時間を削らざるを得えないことを話され、男性も利用できる制度への期待を述べられました。元平氏は、コミュニケーションから気づきが生まれることを実感した経験に触れ、若い人には積極的に上司などにも相談してほしいとアドバイスされました。最後に、林室長が、制度だけでなく制度を利用しやすい風土の必要性に言及し、ワーク・ライフ・バランスは出産・育児・介護だけでなく、趣味や地域活動などすべての人に関わるもの、「お互い様」の気持ちを持ち、多様な生き方ができる環境づくりを進めていきたいと述べました。
 おわりに、吉村泰治理事(総務担当)が、「意を用いて取り組まなければならない」と、本学でも男女共同参画をさらに推進していく姿勢が示されました。
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