2019/09/27
「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型)」
〜清流の国 輝くギフジョ 支援プロジェクト〜
9月27日(金)、シンポジウム「人口減少時代における新たな社会デザインの構築に向けて―男女共同参画の視点から―」(岐阜大学創立70周年記念事業・文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型))を岐阜大学講堂にて開催しました。
第1部では、野田聖子衆議院議員(元女性活躍担当大臣)および柴橋正直岐阜市長が講演しました。野田議員は、意思決定の場に女性が少ないことが日常生活や法律に及ぼす影響について具体例を挙げながら分かりやすく説明したほか、男女共同参画やダイバーシティの重要性について強調しました。
柴橋市長は、「岐阜市の政策・課題」をテーマに、人口減少対策として子育て支援や観光振興、そして都市整備構想について各種データを用いながら岐阜市の活性化に向けた取り組みについて紹介しました。
第2部では、柴橋市長に加えて野々垣孝彦アピ株式会社代表取締役社長、原永子岐阜県男女共同参画・女性の活躍支援センター長、速水悟岐阜大学工学部教授、落合絵美岐阜大学男女共同参画推進室特任助教が登壇し、トークセッションを行いました。トークセッションでは、人口減少が地域経済や地域社会に与える影響、限られた人材でよりよいサービスを提供するための職場環境の整備やテクノロジーの活用など、企業、行政、大学で活躍する登壇者が多角的な視点から「新たな社会デザイン」について議論しました。
二百人を超える参加者からは、「男女共同参画が『女性の問題』ではなく『社会全体の問題』であることが理解できた」等の感想が寄せられるなど、充実した内容のシンポジウムとなりました。
ニューズレター112号でもご覧いただけます。