2011/09/28
平成23年9月15日(木)、長良高等学校の1年生359名を対象に3名の女子大学院生が出前講義を行いました。
応用生物科学研究科修士課程2年の北川絵里奈さんは白衣姿で登場し、『健康を守るために―ラットの脂肪肝発症・抑制メカニズムの検討―』と題した講義では、ラットを使った研究の様子や資格取得を目指して進路を選択した経緯などを話しました。
応用生物科学研究科修士課程1年の小森麻弥さんは『私の研究生活とこれまで』と題し、ラオスでの現地調査の様子を紹介した後、これまでの進路選択振り返り、「新しい出会いが新しい可能性を連れてくる」と伝えました。
教育学研究科1年の本田薫さんは「『理科』に魅せられた大学生活」と題し、現在行っている植物と昆虫、菌類の相互作用、共進化に関わる研究や理科の教材開発について紹介した後、「人との出会いの大切さ、思い出の大切さ」を実感した大学生活について話しました。
最初はとても緊張した面持ちだった3名の講師も、時間とともに表情も和らぎ、生き生きとした様子で講義を行っていました。高校生はメモを取りながら、真剣に講義に耳を傾けていました。
この講義を実施するまでに3名の講師は、どうすれば高校生にわかりやすく伝えられるのか、生徒を惹きつけるにはどうしたらよいかなど、何度も検討を重ね講義を作り上げていきました。今回の教育経験を通し、それぞれが自身の研究やこれまでについて向き合う機会となったようです。