Research
がんの疫学研究
- 食習慣とがんとの関連を明らかにするため、平成4年より高山市住民約3万人を対象に、コホート研究を行っています(高山スタディー)。
- 乳がんリスクは幼少期において規定されるという仮説から、幼児や学童を対象に、尿中エストロゲン、メラトニンに関与する生活環境要因の同定を行っています。また、乳腺組織密度と乳がんについてハワイ癌センター、IARCと共同研究を行っています。
- 心血管障害、脳卒中、糖尿病、高脂血症、高血圧症などの生活習慣病や白内障、アレルギーなど生活習慣が関与すると考えられる疾患についてもコホート研究や一般健康人を対象とした横断研究で、リスク要因の同定と予防のあり方について研究しています。
- 小学生を対象にコホート研究を開始し、食事、生活習慣と肥満、血中脂質、血糖値との関連を調査することで、成人期への肥満や生活習慣病の予防につなげようとしています。
- 大豆などに含まれるイソフラボンは性ホルモンに似た構造を持っていることがわかっています。そこで大豆製品の摂取がホルモンに関連する疾患や症状に及ぼす影響について研究しています。
- 幼児や学童の栄養習慣を把握する調査票を開発し、食事指導への活用方法を研究しています。