嫌気性輸送法
< 検査材料の採取容器 >
種類 | 方法 |
吸引された材料 | 嫌気性にしたゴム栓付き滅菌試験管またはバイアルに注入する。 |
組織、生検材料、キュレッチングにより採取した組織 | 酸素を除去できるバッグまたは試験管に入れる |
スワブで採取した材料 | 嫌気性にできる試験管、チューブに入れる |
※ 注意
材料が大量2ml以上の場合; 滅菌スピッツなどでも時間により可能である
材料が微量の場合; ベッドサイドで材料採取し、培地に塗布後、嫌気性バッグなどで培養する
< 材料採取法と採取量と検査までの時間との関係 >
材料の種類 | 採取されてから培養されるまでの時間 |
吸引された材料を | 滅菌試験管に入れる場合 | 極少量(1ml未満) | 10分以内 |
少量(約1ml) | 30分以内 |
大量(2ml以上) | 2〜3時間以内 |
嫌気性容器に正しく注入した場合 | 極少量(1ml未満) | 30分以内 |
少量以上 | 2〜3時間以内 |
組織または生検材料を | 滅菌容器に入れられた場合 | 30分以内 |
滅菌容器に入れて嫌気性バッグに入れた場合あるいは嫌気性輸送容器が使用された場合 | 2〜3時間以内 |
スワブで採取した材料を | 乾燥が避けられる嫌気性輸送容器に入れて輸送した場合 | 60分以内 |
嫌気性輸送培地に入れて輸送した場合 | 2〜3時間以内 |
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