岐阜大学・岐阜薬科大学・岐阜女子大学・アピ株式会社の連携機関が各々の特性を活かして連携し、共同研究を通じて女性研究者の研究力を強化するとともに、地域内での女性研究者の流動性を高めつつ、安定した活躍の場を確保することによって、地方創生にも繋げるプログラムです。
連携型共同研究プロジェクト支援による研究力の強化、女性限定教員公募等のポジティブ・アクション実施、リーダーシップ育成教育等の実施により、女性研究者比率向上と女性研究者の上位職(教授・准教授)登用を積極的に進めることを目標としています。
実施体制
取り組み内容
ダイバーシティ研究環境整備のための取り組み
研究補助員配置制度
連携機関所属の育児・介護中の女性研究者及び男性研究者(配偶者が研究者の場合に限る)に研究補助員を配置し、研究とライフイベントの両立を支援します。
メンター制度
女性教員が研究上の課題(研究と家庭の両立、キャリアアップなど)を抱えた際に、連携機関に所属する先輩研究者をメンター(相談対応者)として指名し、相談者が助言を受けられる体制を構築します。同時に連携機関それぞれにおいて、前期・後期に各1回ずつメンター研修を実施し、メンターの資質向上に取り組みます。
女性研究者の研究力向上のための取り組み
連携型共同研究プロジェクト支援
連携機関に所属する女性教員が、研究代表者として他機関の女性研究者と連携して研究を始める場合に研究費を助成します。多分野にわたる共同研究を実現することで、独創性に満ちた研究を促すとともに、共同研究においてPIを経験することにより、研究進捗管理や協力体制の構築等の能力の向上を目指します。
平成27年度は12件(岐阜大学6件、岐阜薬科大学3件、岐阜女子大学1件、アピ株式会社2件)の研究を採択しました。
人財バンク
岐阜大学がこれまで活用してきた人財バンク(女性研究者支援のための研究補助人財バンク)の利用拡大を目指します。
女性研究者の上位職への積極登用に向けた取り組み
企業インターンシップ
若手研究者の上位職登用につながる育成を目的として、連携機関の若手女性研究者を対象に企業インターンシップを実施します。企業でのインターンシップを実施することで、大学や研究所以外での研究職を経験し、若手研究者が岐阜県下の企業の研究・開発職に就くモティベーションを喚起します。