サマースクール

参加者からのメッセージ

2007年度

2007年度にサマースクールに参加したルンド大学のフレドリック・リンドさんの感想文を紹介します。


私は元々南スウェーデンのルンド大学日本語科の学生ですが、今は岐阜大学の学生でもあると思っています。岐阜大学と岐阜市そのものは自分の心にしっかり刻まれています。

私は2ヶ月前、ルンドの学生と共に日本へ来ました。成田空港に到着した後に、しばらく東京に滞在して、新幹線で岐阜に来ました。それは私の初の日本経験でした。実に私はおどろきました。スウェーデンで、日本の生活と言えば、やはり「物価が高い」とか「差別がたくさんある」と聞きますが、実際は逆です。物価はスウェーデンと比べてとても安いです。それに差別はほとんどありませんでした。(特に京都では、日本語が話せない外国人の観光客が大勢いるので町の皆さんは自動的に私達に英語を話しました。それがちょっと気になりましたが、しかたがないですね。)

この8週間はけっして勉強だけではありませんでした。日本人と共に住んで、日本の文化と習慣を知ることができました。そして1週間に1回位、先生は私達をどこかに行ってくれました。相撲とか陶芸、又は能の演劇。楽しくて、とてもいい経験になりました。

でも一番よかった活動は、やはり郡上のホームステイでした。日本人の家族の家に住んで、一緒にご飯を食べたり、テレビを見たり、色々なことについて話したりするのは、他の経験とは比べものにならない程、楽しいものでした。郡上八幡では盆踊りも行きましたからそれも体験できました。楽しくて楽しくて、スウェーデンに帰ったら、ルンド大学で自分達の盆踊りを行うつもりです。そして来年の留学生には、もっと長いホームステイを体験してもらえたらいいと思います。

来年も、私は郡上八幡のお盆踊りに参加するために、もう一度友達と一緒に日本へ来るつもりです。誰と行くかはまだ分からないけど、このクラスから多分5人以上は行くと思います。
学外研の生活もよかったです。皆は仲がよくて、お互いに手伝ったり、日本語で話したりしました。でも学外研の一番の利点は日本人のチューターがいることです。チューター達のおかげで、皆はちゃんと母語ではなくて、日本語で話すことにしました。当然、母語も話していたけど、ほとんど日本語を使いました。

このサマースクールの間で、彼らは「チューター」というより、本当にいい友達になりました。もう一度会えたらいいなと思います。

岐阜大学の授業も満足です。先生もすばらしくて、教室もよかったです。ありがとうございました。

フレドリック・リンド   ルンド大学日本語科1年生


ページトップへ