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意欲ある博士学生
安心して研究
専念できる環境を。

岐阜大学

理念

岐阜大学は、名古屋大学と共に知識基盤社会を先導する博士学生に対して、経済的支援とキャリア支援を一体とした
「東海国立大学機構メイク・ニュー・スタンダード次世代研究事業」を創設しました。
本学の大学院博士後期課程と4年制博士課程に在学の優秀、かつ将来の有望な学生を RESEARDENT(RESEARcher + stuDENT)として認定し、
学術研究の奨励と経済的支援を行うことにより、 経済的な不安を感じることなく研究に専念できる環境を整えます。
また、自身のキャリアデザインを通した社会への貢献の具体化を促し、将来の知識基盤社会を先導する人材を育成することを目的とします。

事業内容

博士後期課程(博士課程)学生は、すでに研究の最前線に立ち、大学の研究を根底から支えています。
本事業では、世界・日本が直面する様々な課題を解決するとともに、将来の知識基盤社会を先導する博士人材育成を目的とし、
優秀な学生に経済的支援を行うこと、また企業等で求められるスキルを身につけるコースを用意することで、
就職等への不安を払拭し、研究に専念できる環境を用意します。
加えて、専門の異なる博士課程学生や名古屋大学の学生などとの交流の機会を設けることで、
自身の発想に基づく新たな研究展開や融合研究の創出を促します。

ごあいさつ

岐阜大学は名古屋大学と協働して博士人材の育成に取り組んでいます。経済的な支援と共に、体系的なプログラムを実施することで、イノベーションの創生や複雑・高度化する科学技術の産業化や、社会システムの変革を牽引することができる博士人材の育成を進めるものです。本学の理工系、医学・薬学系の博士の育成では、これまでは研究活動を重視し、新しいことにチャレンジしたり、課題・問題を解決したりする能力を高めることに主眼が置かれてきました。一方、博士取得後に活躍するためには、研究実施以外の能力もとても大切です。この次世代研究者事業(Make New Standard)は、博士人材が修了後に活躍するために役立つ様々な要素から構成され、それらを、体系的に学ぶことができる設計になっています。

提供するプログラムは次のような内容です。第一には、①研究マネージメントに関わることです。これには、研究進捗の管理と評価、それに基づくプランニングの修正などの研究を進めることに加えて、さらには予算の管理・執行も学べるようになっています。第二には、②研究者の国際性向上に関わることで、英語による論文執筆と口頭発表力向上を図ることを中心として、アカデミアで活躍するために重要な素養を身に着けます。第3に、③キャリア形成に関わる項目にも取り組みます。これは、起業家マインドを醸成するアントレプレナーシップを身に着けるワークショップやインターンシップなどを通じて産業界での活躍をイメージするなど、体感的に学ぶ項目が用意されています。高度な専門性に加えて、自律的に世界的な環境で活躍することが求められる博士人材にとって、どれも重要な内容だと自負しています。これらの項目は、従来の博士教育の環境でも身に着けることはできたかもしれませんが、例えば、産業とのかかわりで研究をとらえたり、自身の将来の活躍を見据えたりすることは、専門分野によっては強く意識されていなかったかもしれません。同様に、国際性についても、専門分野によって意識づけが同じではなかったとも思われます。このプログラムでは、全ての参加者が両者を学ぶことが可能となっています。

博士課程には、一般的に母国語が異なる留学生が数多く在籍しています。この状況では、日常的な研究の打ち合わせを含めて、英語でのコミュニケーションが必要となります。将来、海外で研究を行う場合や共同研究を行う際には、確かな英語力を身に着けておくことが大切になります。このプログラムでは、英語での発表、討論、論文執筆などを学ぶ機会を設けるとともに、外部試験(IELTSなど)も活用して研究者として必要な英語力を身に着けることも求めています。措置される研究費を使って、海外での国際会議への参加など、国際的な経験を積むことも可能です。ぜひ、積極的に活動して、世界的な頭脳循環の一員としての博士に育つことを期待しています。尚、このプログラムでは、海外の大学とのジョイントディグリープログラムで学位をとる方の、重点的な支援が行われます。岐阜大・名古屋大学には、様々な専門領域でジョイントディグリーが用意しされています。奮って挑戦されることを期待しています。 岐阜大学 事業責任者 小山博之

  • 新規募集の最新情報は岐阜大学公式HPをご覧ください。