補足ながら、「明宝歴史民俗資料館」について説明させていただきます。
この資料館も金子先生が、退職後心血を注がれたものです。
資料館のおいたちというプリントから抜粋させて頂くと、
昭和39年4月より中学校の「環境を育てる」という目標の具体的実践として、歴史民俗資料の収集を取り上げ、教師・正と・村民一体となって、収集にあった結果、思いもよらぬ数の資料が集まりました。
もはや中学の教育の一環では手に負えなくなり、運営を村営に移管して昭和45年に村立資料館となったものです。
その数はおおよそ47,000点に及び、昭和54年には「明方の山村生産用具」2,037点が、平成7年には「奥美濃の人生儀礼用具」1,504点附53点が国の重要有形民俗文化財に指定されています。
こちらにもぜひ足を運んで頂きたいと思います。昭和30年代以前の生まれの方なら、なにかしら懐かしい道具に出会う事でしょう。
又山間の小さな村に、こんな道具があったのかと驚くこともあるでしょう。
事務員は、展示はされていませんでしたが、輪島塗(当時は和島と称されています)の御膳の揃ったものは、明方が輪島に近い事、木地師の出入も多かったこと等で、普通にあったと説明を受けたのが印象深かったです。
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