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雨を待つ曇り空

ここ数年 5月は梅雨の先走りで雨の多い年が続いていましたが、今年は、5月に晴天が続き、気持ちよく過ごせたのではないかと思います。 中部地方の梅雨入りは6月8日と例年並みですが、ここに来て、5月の少雨の影響で木曽川水系の各ダムの貯水率の減少が問題となってきています。

 木曽川水系岩屋打ダム(岐阜県下呂市) 6/15にも貯水率が50%を下回る見通しとなり、取水制限(節水)が始まりました。木曽川用水では4年ぶりです。 これは、岩屋ダムのある馬瀬川周辺の5月の降雨量が、統計を取り始めて(S25~H23)の内で、最も低い62mmで平均値の約25%になっているためです。
(データ参照:http://www.cbr.mlit.go.jp/kisojyo/journalist/newspaper/2012/0607/data/siryo2.pdf#search='木曽川水系 降水量 5月'まで")

 このような少雨傾向は、木曾三川のどの地点でも観測され、雨量観測所のある6地点のうちの4地点で過去最低を記録しています。揖斐川の支流根尾川では、川の水が途切れる「瀬切れ」がおきています。(中日新聞)

「今週末からしばらくは、梅雨前線の活動が活発となり、貯水量もある程度回復するのでは」と名古屋地方気象台は予測しています。

例年 あまり過ごしやすいとは言い難い 梅雨ですが、早く雨が降って欲しいものです。

 岐阜県によれば、節水目標は 1人1日15㍑ で 朝の歯磨き・洗顔時に水を出しっぱなしにしないとか、風呂のお湯を洗濯に再利用するなど、日常のこまめな改善で達成可能とのことです。これから来る夏の状況がわかりませんので、今から、節水に勤めるよう心掛けたいものです。(ついでに節電も!!)