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 ここ数カ月HPの更新もしませんでしたが、センターとしては、色々なことが重なり、その処理に追われています。
一昨年度末に、センターでは岐阜県内の旧自治史をその時点で取り揃えられる分だけ揃えました。それは古くは明治時代のまち案内から、ガリ版刷りの本など、貴重なもの多いです。
それを保存することにも当然意義がありますが、どう活用するのかということも問題です。そこで、正月に焦点をあて、各自治体史を読み比べでみました。それは広い岐阜県内の事、各所で違いがありました。それをまとめています。
 それをやっていたまとめに入った時に、某先生より寄贈のあった資料の整理が入ってきました。
先生は、岐阜県の多くの市町村のまちづくりに携わり、その資料も調査に入る前から、集めた資料・聞き取り・報告等、足跡が辿れますし、方法もおぼろげにわかるようなものです。この資料の目録をきちんととろうとしている最中です。
等というわけで、HPの更新もままならない状態となっています。
 しかし、先日このHPをやっていて良かったと思えることがありました。それは今から数年前に県内の施設から資料を譲り受けた中にあった「見よこの祖国 手をつなぐ学童文集」という、奄美大島祖国復帰運動についてのことを紹介したことです。この本については、二件の問い合わせがありました。その中で、当時この作文集に文を書かれた方が、この本を探されたところ、市や県の図書館にもなく、文集であったため納本義務もないので、国会図書館にもなく、HPで探されてみえました。それで、この本は、公的機関では現存する数少ない本であることを教えていただきました。
センターの郷土資料の収集は、ともすれば、あまり利用する人も無く、地味な仕事ではありますが、私達は、“何時の誰かの研究のために、残すべき資料は残して行かなくてはならない”という信念のもとで、活動していますが、今回それを改めて思い直した次第です。
資料の整理が落ち付きましたら、又以前の作業に戻り、また岐阜の正月の食文化にういても、HPにアップしたいと思います。