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今年の冬は、寒気が深く蛇行しそこを通過する前線によって、太平洋沿岸に数十年ぶりの大雪をもたらしています。今まで余り雪とは無縁であった地域においては、今後まず個人レベルで雪に対する対策を意識するようになるでしょうし、それなりに対策のあった地方でも、想定外の大雪は降るということで、行政レベルでの対応を再考しなければならなくなっているのかもしれません。異常気象という言葉も、これが恒常化しつつあるということを私達は肝に銘じなければならないと感じました。

ここ岐阜の地にあっては、まわりを取り巻く一つ奥の山は真っ白ですが、幸い市内では今年は大した雪も積もらず、助かっています。
事務員の家は岐阜市の吹き溜まりのようなロケーションにあり、市内で5cm積もれば、ゆうにその三倍は積もります。かつ、高齢化の進んでいる団地なので、雪かきをする人手が足りず、一たびそういった事態に陥ると、日がな一日雪かきという年もあります。今年はまだ大した雪かきをせずに助かっています。
そして、今年は、寒い寒いと言いながらも、春の足音が既に聞こえて来ているようです。


今朝(2月20日)、キャンパスでみつけたのは、春まだ浅い時期に咲き始める、なんとも不名誉な名前の“オオイヌノフグリ”です。
この青い色の小さな花は、暖冬と言われる年には2月の初めに咲き始めますが、今年は、多分15日過ぎ頃から咲き始めたのかと思われます。
上の雪の写真が2月14日ですから、一週間で少し季節が進んだのでしょうか?
勿論日当りのいい場所なのですが、昨年の同じ時期には見つけられなかった花なので、今年は昨年よりはちょっとだけ暖かいのかなと期待しています。公園では梅の花もほころび始めています。春はもうすぐそこまできていることを実感しました。