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長良公園メタセコイア

毎日寒い日が続いています。
この冬は寒い!と思っております。一桁台の最高気温は当たり前で二桁になると、ちょっと暖かいかな?と思えます。

実際はどうなのでしょうか?過去の天気をみてみますと、昨年も岐阜の気温は低かったことがわかります。4月に入っても雪が降った日があり、それは私の記憶では、二十数年ぶりだったのではないでしょうか?(あくまで私の住んでいる地域での話ですが…)その前の年はそうでもないようですので、どうもここ2年間の冬が寒いようです。

特に今年の冬は 外に散歩に出かけるとうことは、なかなか出来ない程、寒かったのですが、それでもたまに暖かい日に散歩にでかけると、冬は冬の景色に出会えます。この冬私が、いいなと思ったのは、落葉しきった木の形です。葉が生い茂っているときは、あまり感じなかったのですが、落葉しきった木の枝が造る姿は、その枝一つとってみても、人間が真似して線をひけるものではないなぁと思います。夏にはなにげなくみていた木も、葉を落とすと、何の木だったのか?わからない木も多いです。それを又みるのも、これから春に向かって楽しみの一つになるのかなと思います。

写真の木は、昔の岐阜大学教養部の跡にできた長良公園に残っている、岐阜大学当時からのメタセコイアです。夕日を受けた木は、どちらかと言えば、ワインレッドのような色で、その姿は繊細なレースの模様よりも美しく、見ていて飽きません。


暦の上では、立春を過ぎてはいますが、旧暦でいえばまだお正月の松の内も開けていない頃です。(今年の旧正月は2月10日でした)そう考えれば、寒いのも当然のことかもしれませんね。

ではいつから暖かくなるのでしょう?やはり過去の天気をみてみますと、どうやら2月の20日を過ぎるころから、安定的に最高気温が二桁となってきているようです。 地方の言い伝えとして、関市では、長谷寺の初観音(2月18日)までは寒いと聞いていましたが、本当にそのようです。
雑草の花

ということは、もうあと少しで暖かくなるということで、待ち遠しい限りです。陽光は、少しずつ強くなり、春を予感させます。今日 構内の雑草に初めて花を見つけました。例年であれば、もうオオイヌノフグリなども咲き始めているのではないかと思いますが、それはまだのようです。
まだ芽を固く閉じた木々も、春の準備をしていることだと思います。もう暫らく寒い日が続きますが、春はそこまできていることを実感しました。