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ここでこのホームページを作りながら「はて最近長良川を目にしたのは・・・・」と考えると、残念ながら地元の長良橋付近位しか目にしていないことに気が付きました!!
そこで、9月18日(台風前の貴重な晴天)にちょっと上流までいってみることにしました。車で行ったため、おっとと思っても車が止められず、残念な場所も多かったです。

今川 最初にクルマを止めたのは、長良川とは、保戸島用水堰で分流される今川です。昨年は7月の梅雨時に今川への導流堰のブロックが流出してしまい、涸れ川になっていたのが、補修され、まだ流れを取り戻していました。このあたりも鮎の釣場となっているようで、解禁日は8月1日との看板がでていました。前日上流方面は雨が多かったためか、釣り人もみられず、水も少し濁っているようでした。

今川は、長良川と分流して津保川と合流する延長3kmほどの川で、魚類の研究で知られる後藤宮子さんが30年間登り落ち漁で生態を研究した場所でもあります。昨年、堰が壊れた際には、2週間ほどで川が干上がり、最後に残った今川橋の水たまりには20種類ほどの魚が取り残され、地元有志の方々が救出をしました。又保戸島用水も取水が不可能となり、ポンプなどで急場をしのぎました。県が「原状復帰」工事を行い、今年は又流れた復活しています。

その保戸島の堰を写真に納めようにも車が止めれず、そのまま156線を上流へ関市郊外から美濃市を抜けるまでは、長良川とはしばし離れて北上します。 途中 鵜飼で有名な小瀬・長良川の急所の美濃橋などを見ることもなく、再び片知の辺りから川沿いにでてしばし北上しました。

片知 板取川合流 片知の信号を少し過ぎて、路肩に車を止め川まで降りる事ができました。本流はやはり増水していて、いつもより水位も高めで勢いも強いです。川の真ん中に大きな岩がある感じは、ちょっと上流に来たなという風情です。ここより少し北上すると板取川と長良川の合流地点があります。前夜までの雨の関係で、長良川と板取川では水の色が違います。こうやって長良川には何本もの清流が注いできて大きな川ができていくことを実感しました。

美並

さらにもう少しだけ上流の美並の道の駅のあたりまで行ってみました。ここまで来ると水もさほど濁っている感じは受けず、岸辺には釣り人の姿も見られました。青い空と緑の山にほとばしる清流・・・なんと贅沢な風景なのであろうか。これが、岐阜市内から1時間ちょっとで来られてしまう場所にあることを 当たり前のように思ってはいけないのだと思います。私事で恐縮ですが、娘が関東のY市におりまして、実家はどこだと言われ、Google Earth で場所を示したところ、市内を流れる長良川・金華山などの自然を見て、「なんでこんな都会に来たの?」と言われ、あらためて岐阜の良さを認識したといいます。柳ヶ瀬の繁華街から歩いても30分ほどの場所で、釣り人が川に入って鮎を釣る姿なんてそうそうみられるものではないのですね。 時間の関係で今回は美並で帰ってきましたが、又もっと上流をめざしたいと思います。