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昼飯大塚古墳

古墳頂上からの眺め 古墳復元部分

早野邸から歩いて数分のところに、国史跡の昼飯大塚古墳があります。
早野邸の公開に合わせて、大垣市教育委員会の方より説明がありました。
この古墳は、今から1600年前に築かれた岐阜県最大の前方後円墳です。
埋葬者については、3名いるとのことですが、詳しいことはわかっていません。
埋葬室の内で盗掘されたものもあり、又国史跡のため詳細な調査の出来ない部分もあります。
ただ外観は、多くの古墳が木が生え遠目では、古墳と言うよりも小山の状態になっているのとは違い、作られた当初の形をよく残しています。前方後円墳の後円部の一部を復元ゾーンとして、少しずつ区画としての境界を石を並べて、その中を石で埋めていった様子や、埴輪…当時の様子を伝えるため、滋賀県と岐阜県の粘土で焼いてあります…が、並べられており、当時を様子が偲ばれます。
この昼飯大塚古墳の整備は、最初の調査で前方後円墳と判明したのが、昭和54年で、以降、幾度かの発掘調査と整備を行い、実に35年近くの時間をかけて今の形となっています。
数か所にはタブレット端末を連動させれば、古墳の仮想表示や説明を聞くことができるという新しい試み(ITガイダンスシステム)が導入されています。
詳しいことをお知りになりたい場合は大垣市教育委員会文化振興課のHPをご覧ください。 赤坂宿の静かなたたずまいとは、又別の古代のロマンを感じられる場所です。