生 理 学 自 主 学 習


第38回

エネルギー代謝

慢性的栄養不良あるいは完全絶食が持続した状態での栄養素利用



  • 31章のうち、「慢性的栄養不良あるいは完全絶食が持続した状態での栄養素利用」というところを読みましょう

  • ポイントだけこなすのではなく、文章を熟読して、何が書いてあるか読みとるように!



【ポイント】

 (1)ケトン体はどんなものか?

  • どのような状況で、どのようにして生成するか?
    (特別な命令ではなく、その状況では自然にケトン体が発生することを理解)

  • 糖尿病でケトアシドーシスが発生する機序はわかる?

  • ケトアシドーシスが存在する動物に、麻酔をかけると危険だが、なぜ?

  • ケトン体の代謝経路は?


 (2)飢餓状態で脂肪肝が発生するのはなぜ?


 (3)図31-16:脂肪組織から運ばれた脂肪酸と、合成した脂肪酸がきちんと交通整理されるメカニズムは?


 (4)412ページのVLDLの分配とLPLの活性の関係をもう一度整理しておこう。



 (5)極端な飢餓状態で、尿素窒素の排泄量が増え、グルコース投与で改善される。説明してみよう。




 (6)第15回のポイントに一度挙げた内容ですが、もう一度。

  • 肥満患者が、完全絶食療法に取り組んだ(水、ビタミン、ミネラルのみの摂取)
      ↓
    脂肪のみならず、筋肉の減少が著しい。
    最初の1週目は、血糖値が60mg/dl位まで低下したが、4週目には90mg/dlまで上がってきている。
      ↓
    筋肉をすり減らす意味が、第1週と第4週では異なると思われる。
    その違いを考察してみて下さい。
     





 

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