- 今回から31章の「吸収終了後の栄養素の利用」というセクションを勉強していきましょう。
- 完全に理解できるように、生化学のテキストを参考に充分調べて下さい。
- ポイントだけこなすのではなく、文章を熟読して、何が書いてあるか読みとるように!
【ポイント】
(1)イントロには、このセクションをどんな心構えで読んだらいいかってことが書いたるから、じっくり読む。
(2)解糖系、糖新生、クレブス回路という言葉と比較して、ペントースリン酸経路は馴染みが薄いのではなかろうか・・・
- どんな経路でしょう?
- 「赤血球では重要な経路である」という記述の意味することは?
(3)解糖系と糖新生について
- 互いに逆方向の反応だけれども、”一方向弁”を形成している反応がいくつかある。どのステップか確認すること。
- ヘキソキナーゼとグルコキナーゼはどのような違いがあるか?
その違いの意義は?
- ホスホフルクトキナーゼの活性調節機序をまとめて。
ついでに、それぞれの調節機序の意義を考察してみよう。
- ちょっと脱線して・・・そもそも酵素活性の調節機序様式にはどんなものがあるかまとめてみよう!
(4)もうひとつ、テキストと離れて基礎的な復習・・・
- 代謝反応というのは、酵素によって進められるが、全体として組織化する、つまり状況に応じて上手く基質の流れを作る方策として、
(1)基質サイクル(徒労サイクルあるいは無益サイクル;fertile cycle)
(2)カスケード機構
(3)酵素の局在化
ということが挙げられる。
・・・それぞれ、どういうものかわかりますか?(意義まで考えて!)
(5)グリコーゲンの合成と分解に関わる反応をまとめてみましょう。
(6)TCAサイクルが、糖、アミノ酸、脂肪の共通の「炉」と言われる意味は?
これらの基質が互いに変換可能かどうか考察してみて。
(7)ケトン体について
- 397ページ:ケトン体が、「ブドウ糖用の働きをする」けれども、「ケトン体が完全にブドウ糖に置き換わるのは不可能であって、少量のブドウ糖を必要とする」という記載はどういうことか?
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