生 理 学 自 主 学 習


第30回

心臓・循環器

血圧および血液量の神経性調節とホルモン性調節



  • 第25章を読んで下さい。

  • 臓器別教育の模擬授業でも話したが、心不全の治療の対象になる現象は、実は心不全に対して起こる生体反応です。
       ↓
    つまり、ポンプとしての機能が十分に発揮できない時に、何とか循環を維持しようとあの手この手を使うんだけど、結局心機能が回復しないため、その応答が治療対象になるということ。
       ↓
    心臓が上手く機能しないとき、どんな対応が起こるのか?
    治療は、どういう観点で行われるのか?
        ・・・そんなことを考えながら、読みましょう!



【ポイント】

 

(1)図25-1にある、1 → 2 → 3 → 4 の移動がどういう現象に基づいているか、読みとりましょう。


  • スターリングの法則とは一体どんなものか?

  • 併せて、図25-2の代償機序についても納得して下さい。



(2)図25-3は、代償性の変化が「最初」は心不全に対して有益であっても、「最終的」には有害になることを理解できる図です。


  • どのような代償変化が、どのような異常を発症させるのか?

  • 左心不全、右心不全をもたらす原因を調べて、理由を考えましょう。

  • 右心不全をもたらす主な原因は、左心不全だが、因果関係はわかる?

  • 以下の状態は、なぜ心不全を悪化させるか?


    (発熱、水分の過剰摂取、貧血、高血圧、妊娠、甲状腺機能亢進症)

  • 心不全の治療薬として用いられるものを調べ、それがどこに効くかこの図で考えよう。

    (利尿剤、カテコラミン、ACE阻害剤、気管支拡張剤、鎮静剤・・・)


    以下の図で、a → b, c, d, e へ移行するのは、どのような治療をしたときか?
      ・強心薬
      ・血管拡張薬
      ・利尿薬
      ・強心薬と血管拡張薬の併用


(3)図25-5〜7にある出血時の対応を、即時性の代償、数分から時間単位の対応、回復に関わる応答に分けてまとめましょう。




(4)運動に伴う心臓血管系に反応をまとめましょう。





   今回は、忙しくてきちんとした設問になっていなくてごめんなさい。

   でも、重要で、考えるところが多いから、勉強して。







 

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