1999年6月  

0630
・『掌中早引節用集』到来。やや刷りが悪いが、虫食いもない。 結局、6月の購入成績は全戦全勝。5月までの惨状が嘘のよう。 細かくみれば気になることもあり、また、5月までに逃した獲物が客観的に見ても大きいけれど、まぁ、この調子が続くことを祈る。
・遅くなりましたが、「気になることば」6月号(62集)、とりあえずアップ。 あとで、多少、書き改めるかもしれません。

0629
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・左の図は名古屋高速(水色)の略図。 数字は説明のためのもので、高速n号線と呼ぶときとは別。
・非常勤先に向かうときは、13の順にまっすぐ南下できるのだが、北上の最短距離は3461。 で、今日は雨が激しいのでオーソドックスに。 ちなみに、3から2に抜けるには、34612と270度回ることになる(だから今池のムラマツ楽器に行くのが億劫)。 せめて4から72と抜けられればいいのに。 先週5に抜けてみたのは、こういう迂回がちょっと癪なため。 たまには仕返しをと思ったのだが、東名阪道の料金をけちったため、返り討ち。

0628
・今回の燃費、9.2km/l。名古屋往復+琵琶湖往復が効いている。

0627
・行きつけの古本屋へ。加茂百樹『日本語源』上下、3500円で出ていた。 つい買ってしまった。むむぅ。

0624
・ちょっと前から、クローズドなメーリング・リストがほしかった。 フリーのソフトsimalisがよさそう。 あとは専用のアカウントが必要。で、フリーメールを考えてみる。 gooのはブラウザでしかやりとりできないのでダメ。 メールバンクは普通のメール・サービスなので、この際、好都合。 早速申し込んだが、最後に出てくるページが文字化けで、何がどうなったか分からない。むぅ。
・計算機センター発行のFAQを読む。教職員は2つまでアカウントが取れるとあった。

0622
・非常勤の帰途、名古屋高速・都心環状線から同・万場線で西進し、東名阪道に沿う国道302号を北上することにした (参考図)。 302号をのんびり北上していると行き止まり。 パニック。なんとか東に迂回して(何やってんだか)踏み切りを越え、302号に合流。 高速を降りて国道22号にでるまでに40分以上かかった。ふぅ。 おかげで、FMで長浜市立長浜小学校合唱部の愛らしくも上手な合唱を聞けた (嫌いなもの、とかなんとかいう曲。無伴奏3声部)。
・『書言字考節用集』(明和版)到来。学会のおり、京都の古本屋で見ておいたもの。 虫食いがないわけじゃないが、既蔵の明和版にくらべればかなりマシ。刷りもよさそう。 やはり実見して買うのは安心感がある。
・既蔵のは、集め始めのもので、右も左もわからず、虫食いの目立つのを買ってしまった。 それを補修するため、裏打ちの技法を覚えたっけ。同板だったら処分するつもり。

0621
・デンドロビウムの新葉が…… (T_T)
・『増補改正早引節用集』(寛政7刊)到来。 虫食いが目立つが、国会図書館のものと刊記が違うので買うことにする。

0620
・抜けるような青空。おさんどんをしてもまだまだ明るい。 で、16時30分ごろ出発。めざすは、琵琶湖畔の道の駅・近江母の里(公園部分広し)。 うまくすると素晴らしい夕焼けが撮れるかもしれない。
・名神への道中、全身レモン・イエローの鳥(カナリア?)がフロントガラスに当たった。 いろんな事態にあうクルマである。岐阜羽島インターまで所要50分。むぅ。 18時ころ到着。まだまだ日は高い。日没まで1時間はありそう。 浜辺で時間をつぶす。なんといってもたっぷりの水と風がよい。 かすかに寒さをおぼえるくらい。 結局うまく染まってくれず、19時17分、撤収。
・一般道(国道8→21)で帰着。所要1時間20分くらい。

0619
・今回の燃費、8.1km/l。街乗り中心。高速入り口でふかし過ぎ。
・デンドロビウム、気がつけば、新葉が枯れかかっていた。 この時期、根腐りを恐れずじゃぶじゃぶ水をやるべきなのに、忘れていた。

0618
・ゼミは学外研修で長浜へ。 ちょっとだけ散歩して、18時から北びわこホテル住文喫茶室にてゼミ(やると言ったらやるのです)。 このホテル、旅館的な雰囲気があってマル。玄関の初老のドアマンは、どこかの執事のおもむき。 臆せずに対するのが礼儀かつコツ。堂々と喫茶室だけ利用させていただく。 西面のガラスには一面に琵琶湖が見える。 隣の長浜ロイヤルホテルも覗いたが、学生たちの軍配は住文にあがった。
・それにしても、歌うのが好きなメンバーである。 合唱部1、管弦楽部1、ハンドボール1(? でも無類の歌好き)。 ふとした一言をきっかけに歌が出てくる始末。 「キーワード自動検索機能付きジュークボックス」と命名(岡島さん、合同ゼミ合宿でもしませんか?)。
・20時30分ころ、岐阜帰着。葡萄屋で軽くディナー。 「おすすめ」のはずの「車海老のかぼちゃ皮包み焼き」はペケ。可食部が少なすぎる。あれでは大正海老ではないか。

0617
・ネジバナ開花。4・5日まえから咲いているよう。 昨年は6月20日に記録。

■お願い■

 「おとむじり」という言い方があるそうです。

「母親のおなかに二度目の赤ちゃんができると、ひとりっ子に弟か妹がやがて生まれることになるんですが、母親に子供が生まれるときまったころから、異様に母親に甘えて離れない、そういうことをいうんですよ」(戸板康二『家元の女弟子』文春文庫 245頁)
 こういう幼児の状況について「心当たりがある」「自分がそうだった」「聞いたことがある」など、情報をお持ちの方がありましたら、メールでお知らせいただけませんでしょうか。

0616
・インフォシークよりメール。チャンネルリンク集に登録したと。 もう5月上旬の段階で知ってるんですけど。
・よく見ると「*これらのURLについてはキーワード検索の結果にも反映されます」とある。 ということは、また「国語学」で引くとトップに出てくるのかな……  今日現在はそうなってはいない。

0615
・明治書院から電話。「消滅」でもいいらしいので引き受ける。また仕事を増やしてしまった。
・エキスプレスから電話。放送日が繰り上がって取材の余裕がなくなったと。 ほっ。私もあまり露出できる面相ではないので。 (しつこくマンション経営を誘う会社の名前に似ているので、あやうく受話器をたたきつけるところだった(^^; )

0614
・『男節用集如意宝珠大成』ゲット。 巻頭巻末はかなりダメージを受けているが、なかはまぁ読める。 敢えて死馬の骨を買わん。
・ふと思い出した。NHKの番組で。ある企業が、インターネット上で新入社員を募集した。 何百という設問に答えないと入社試験申し込みのページにたどりつけない仕組み。 それだけの難関(苦行?)を突破するのだから、会社側が「有能で熱意のある人材が集まると思います」というのもうなずける……?  しかし、うちのような小さい大学だと開放しているパソコンの台数は限られている。 パソコンを使いたい他の人のことも考えずに設問をクリアするような人が「有能で熱意のある」人という判断かしら。

0613
・依頼の特集テーマは「ことばの寿命」。むぅ。どないせーちゅーんじゃ。 「ことばの消滅」とかいう方向なら何とかなりそう。 ただ、目新しくないので、ひとひねりする。許容範囲だったら応諾しよう。
・で、心当たりの材料を買い出しに全国展開古本屋チェーン・Book-offに。 首尾よく入手。併設のHard-offにも入ってみる。こちらは閉まるのが早いのでお初。 昔取ったなんとやら、血がさわいで困った。(^^;
・パソコン・オーディオの中古が中心。動作保証のないビデオはジャンクで0.7k(この表記で分かる人にはわかるでしょう (^^)。 すでに懐かしの3Dブラスタのセットが5kだったか3kだったか。 SC55マークU(本体のみ)だと15kでごろごろ。 さすがに88系はなかったが、MU100のセットなら元箱付きで50k(付属ソフトCDはなく、魅力大幅減)。 ミノルタのα807iボディが25k。完動品なら掘り出し物と見た。植物とるならミノルタなので、気にはなる。 激安フルートがあったら講義用にでも買いたかったがナシ。 アルトサックス、聞いたことのないメーカー製が78k。 録再MDはここで買ってみるか。
・ル・マン、本当に惜しかったね。

0612
・明治書院より電話。雑誌への執筆依頼。テーマに合うアイディアが出ればお受けしよう。
・宮島達夫氏より『国文学 解釈と鑑賞』7月号到来。 以前、同氏からメールにて『小公子』の電子テキストの使用についてお断りがあった。
・電子テキスト作成にかかわった学生諸君のために、宮島氏論文の謝辞を引用する。

 この特集号では、何人かが若松賤子訳「小公子」を資料としているが、そのテキストとして、岐阜大学の佐藤貴裕氏がホームページ
   「『小公子』の部屋」
    (http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/llf.htm)
で公開されたものを利用した部分が多い。テキストの電子化と公開に努力された佐藤氏および岐阜大学の学生諸君に、ふかく感謝する。
・私からも改めて、学生諸君に、ありがとう。

0610
・番組製作会社エキスプレスより電話。 東海テレビ『めざましテレヒ』宛のことばまわりの質問に答えよと。 「こんにちは/こんばんは」の使い分け・語源など、とか。さて。

0609
・梅雨なんて知らないよ、といいたげな快晴。やや気温は高めだが、さわやか。

0608
・非常勤の帰り、有松駅近辺を散策・写真撮影。
・徳川宗賢氏の訃報あり。 院生のころ、不躾なお手紙をさしあげたにもかかわらず、お励ましいいただいたことを思い出す(詳細は「気になることば」に書きたい)。御冥福をお祈り申し上げる。

0607
・今回の燃費、8.0km/l。気温が上がってきたから?

0606
・昨日、録画しておいた『NHKドラマ館』(名作シリーズ)の「男たちの旅路・車輪の一歩」(1979放映)を眺める。 主役ではないが、全盛期の斉藤とも子が出ていた。なつかしい。 当時、ファンでしたね。写真集も買った記憶がある。 愛らしさと気品をあわせもった人でした。あえていえば純名里沙系。
・NHKでレギュラーもしていた。ゲストが指定した本を彼女が読んできて対談するというコーナー。 そういうことまで嫌味なくできるアイドルだった。 石原慎太郎のときが印象的だった。宿題は『第三帝国の興亡』(全三巻?)。 「全部は読めなかったのですが……」と言ったとたん、石原氏が怒りだした。 彼女はおろおろし、とうとう涙まで流してしまった…… その一部始終を放映したNHKも偉かった。 また「仕事」の厳しさも感じたように思う。
・当時の画像がないかとインフォシークで検索。そういうサイトは1件あったが、著作権・肖像権違反くさい。リンクできないのが残念。 懐かしのテレビ番組掲示板というのもあった。 昨日のドラマ館の話題がすでにあり、その「斉藤とも子」で引っかかったのだろうか。 恐るべし、インフォシーク。(ただし、以前にも斉藤とも子の話題があったらしく、そのときに引っかかったのかも知れない。……補記。更新日は「1999.05.12」でした)

0604
・梅雨入りしてしまった。研究室に向かう途中、日本史の先生と一緒になった。 「過ごしやすい日というのは、ほんの少ししかありませんな」と。同感同感。
・ゼミ出身の人から、メールあり。充電日記の愛読者だとか。 さわやかなページにしなければ(振り返れば5月分はひどい)。
・インフォシークで「国語学」を検索しても、1位には挙がらなくなっていた。 さびしさ半分、うれしさ半分(なぜ?)。
・友人の助言もあって『蘭例節用集』は購入することにする。

0603
・古書店より『蘭例節用集』到来。が、虫食いがちょっと目立つ。返品?

0602
・記念写真コンテストの入賞賞品(六つ切り用額)をたずさえて委員の方が来室。 恐縮。絵はがきの方はすでに生協で売っているとのこと。

0601
・非常勤先からの帰り、ふと思い立って、伊勢湾岸道(のちの第2名神)から国道302号東名阪・国道22号と回ることにした。 伊勢湾岸道は3車線ながら他車2・3台。3っつの吊り橋も気持ち良く通過。 ただし、景色はよくはない。名古屋が大工業地帯だったことを再確認できただけ。 無事、302号に流れ込めたが、漫然と右から二つ目の車線を走っていたら、23号に入ってしまった。 お約束のような渋滞。ロスタイム30分強の痛恨の大迂回ののち、予定のコースにもどる。