獣医師の皆様へ
岐阜大学獣医内科学研究室では犬と猫の内科疾患に対して、専門診療を行っています。特に内分泌代謝疾患、泌尿器疾患、門脈疾患、末梢神経疾患についてお困りの症例がございましたら、ご紹介ください。
犬と猫の内分泌代謝疾患(西飯)
犬と猫の内分泌代謝疾患に対して専門診療を行っています。内分泌代謝疾患を疑っているが確定診断が難しい場合、ご相談ください。適切な内分泌学的検査、画像検査を実施し、確定診断を行います。内分泌疾患と診断したが治療がうまく行かない場合にもご依頼ください。治療に関する問題点を明らかにし、当院にて治療を実施、もしくは治療方針をご提案致します。
またナトリウム、カリウム、カルシウムなど電解質の異常、血糖値の異常、原因不明の多飲多尿などは内分泌代謝疾患が原因であることが少なくありません。これらの異常の鑑別診断についてもご依頼ください。
専門診療の対象
- 副腎疾患(副腎皮質機能亢進症、副腎腫瘍、副腎皮質機能低下症)
- 甲状腺疾患(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)
- 上皮小体疾患(上皮小体機能亢進症、上皮小体機能低下症)
- 糖尿病
- インスリノーマ
- 下垂体疾患(先端巨大症、下垂体性矮小症、尿崩症)
- 電解質異常
- 血糖値異常
- 多飲多尿
犬と猫の腎・泌尿器疾患(高島)
犬と猫の腎・泌尿器疾患に対して専門診療を行っています。腎・泌尿器の異常を疑っている症例に対して、より詳細な検査(画像検査など)を希望される場合、原因特定が困難な場合など、ご相談ください。当院での精査により確定診断を得ることができれば、考えられる治療方針を提案させていただきます。
専門診療の対象
- 腎・泌尿器の関連疾患
犬と猫の門脈疾患(高島)
臨床症状(神経症状、発育不良、泌尿器症状など)から門脈体循環シャント(PSS)が疑われ、本症の確定診断をご希望される場合にはご相談ください。覚醒下での血液検査、尿検査、X線検査および超音波検査により他の門脈疾患と鑑別し、さらに全身麻酔下での造影CT検査によりPSSを確定いたします。また、必要であれば当院の外科診療科と連携した外科治療も提案させていただきます。
専門診療の対象
- 門脈体循環シャント
- その他の門脈疾患
犬と猫の末梢神経疾患(小畠)
MRI等の高次画像検査の発展により、中枢神経(脳や脊髄)疾患の診断精度は飛躍的に上昇しています。一方、末梢神経は高次画像検査では描出できないため、診断に苦慮するケースに多く遭遇します。
当院では、電気生理学的検査という特殊な検査法を用いて、末梢神経疾患の診断精度の向上を図っています。神経疾患が疑われる症例で、病変部位が中枢神経系なのか末梢神経なのか特定できない症例がいましたら、是非ご相談ください。
専門診療の対象
- 末梢神経疾患
- 重症筋無力症
- 筋疾患
- 神経変性疾患
- てんかん発作
飼い主の皆様へ
岐阜大学動物病院はかかりつけ医からの依頼を受けて診察する二次動物病院です。岐阜大学動物病院で診察を受けたい場合は、必ずかかりつけ医を通じて診療を依頼してくださるようお願いします。
また岐阜大学動物病院の診療は完全予約制となっています。事前に診察日を予約して頂きますようお願いします。
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