DON の過ぎ去りしひとりごと '03 版


ここは横川が書いたひとりごとの吹き溜まりです。煩悩が漂っている場でもあります。脳波をシンクロさせないような注意が必要かもしれません。
文責 横川隆志

大義とは (030319)

また思想的なことを書くことになるのでそれがちょっとイヤだったりするのだが、どうやらおいらに言わせれば大義のない戦いが避けられない情勢になってきた。日本は昔から大義名分に敏感な国だと思っていたのだけど、どうやらそれは過去の話らしい。某国は、某国を独裁者から解放し民主的な国家を作り上げることを大義にして先制攻撃を行うことを吹聴している。しかし、そうした大義すら持たず、自らが参加するわけでもなく、戦争を放棄したはずの日本が軽々しく先制攻撃を支持しますと本当に言ってよいのか。010911 以来、某国は世界を二分法によって単純化しようとしているようでおいらは本当に危うさを感じている。世界を二分した戦いが起こりませんようにと、おいらは祈るしかないのか。


カフェプレス (030311)

以前にコーヒーのことを書いたことがあったんだけど、今回もひとつコーヒーネタで。

これまでは、コーヒーをペーパーフィルターでいかに上手に入れるかということを自分なりに追求してきたのだけど、抽出方法ひとつでコーヒーの味が全然違ってくることを知ったのでそのことについて書こう。

最近、良心的な自家焙煎コーヒー豆屋さんを見つけて、そこから良質の豆をお手ごろ値段で手に入れることができるようになった。店主に勧められたのはカフェプレス(下図)による抽出。紅茶の葉を濾す時に使う器具のようなものだと思ったらいいかな。

荒めに挽いた豆に熱湯を注いで4分待ったらステンレスの網で濾して飲む、ただそれだけ。技術も何も必要ない。といってもペーパーフィルターのように完全には濾せないから、コーヒー豆の細かい粉が混ざってくるけど、それもあわせて飲む。コーヒー豆から適度に油分が抽出されてきて、これがまたまろやかでいい感じなんだ。試しにペーパーフィルターでも入れてみたんだけど、あっさりしすぎて物足りない感じがした。

昔、奮発してブルーマウンテンのような高級な豆を買って飲んだ時に「癖のないコーヒーだなぁ、でもそんなにありがたみを感じないなぁ」と思ったことがあったんだけど、その時と同じ味がした。良質な豆からコーヒーを抽出する時は、カフェプレスに限るね。でも多分、古かったり悪い豆には向かないと思う。だって今回飲んだ豆はそのまま食べても香ばしくておいしかったんだ。

コーヒーひとつとっても奥の深いものだなぁと思う今日この頃。


メインに戻る