最新更新日:2002/10/24
川窪伸光 Top へ戻る |
私の講義 |
私の研究の原動力は,観察や理論的解析から得る感動です。したがって教育活動では,私自身がフィールドで得てきた経験・体験・感動に基づいて,学生達と接することで,彼らの学術的好奇心と生物学的興味を高めることができればと考えています。 また,私の専門は植物系統群類学もしくは進化生態学ではありますが,興味は,専門分野に限らず,人間を含む動物や自然史分野全般におよび,また自然環境の保全についても検討してきました。学生に,基礎的解析能力をもち,かつ社会性を備えてもらう教育に貢献できればとも考えています。 私は,理学部・教育学部・教養部・農学部と多様な学生を対照にして,様々な講義を経験してきました。その講義経験も生かし,自然界の多様なありさまを観察研究し素直に感動できる私が,自分自身のオリジナルな基礎的研究に基づきながら,自然界の感動と興奮を学生達に伝え共有する役割が担えれば幸いです。 |
●学部向け | 多様性保全学 2単位 2年 後学期 |
予習・復習用 講義ノート (講義の全容がご覧になれます) |
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授業概要 |
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授業内容 |
1.多様性保全学(保全生態学)の視点 2.生物多様性の構造 1)私たちの位置:生物多様性は,どこに,いつ生じているのか? 2)生命進化の基本的機構:時間的に変化する空間構造 3.生物多様性の機能 1)物質循環とエネルギーの流れ 2)生物の絶滅,生態系の破壊とは 4.生物多様性を保全するとはどのようなことか? 1)私たちは無知である 2)保護や回復できればよいのか? 5.私たちは何処へいくのか? |
参考図書等 |
鷲谷いづみ・矢原徹一著 「保全生態学入門」 文一総合出版 |
●学部向け | 植物形態学 2単位 1年 前学期 |
授業概要 |
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授業内容 |
1.植物とは何か?その進化と分類学的位置 2.地下部の形態観察 3.地下部の機能解説 4.茎の形態観察 5.茎の機能解説 6.葉の形態観察 7.葉の機能解説 8.花の形態観察 9.花の機能解説 10.果実の形態観察 11.果実の機能解説 |
参考図書等 |
原 嚢著 「植物形態学」 朝倉書店 |
●大学院 農学研究科 |
多様性保全学特論 修士課程 後学期 |
授業概要 |
人類の諸活動と地球の多様な自然環境との関係を、包括的に理解する事を目的として、参加者全員による討論セミナー。題材として、人間活動と自然環境を科学的な観点から、良質な写真と文章でレポートする英文月刊誌National Geographic Magazineを使用する。参加者は興味あるテーマについて精読・発表・議論する。また、同時に、生物多様性の美しさへの感動を通じて、科学的思考の手順を理解し、各自の学習成果を万人に理解してもらえるようなプレゼンテーション技法も身につける。 |
授業の進め方 | 毎回、受講生持ち回りの発表者1〜2名が、各1つの記事について読み込んだ成果を、他の参加者を前に、OHPなどを使用してプレゼンテーションする。発表後、参加者は記事内容のさまざまな問題点について議論し、生物多様性・環境保全について理解を深めあう。 |
●全学共通教育 (分担) |
生物の多様性と人間社会 2単位 1年 前学期 |
授業概要 |
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授業内容 |
川窪担当分として |
●学部向け (分担) |
多様性生物学実験 2単位 3年 前学期 |
●学部向け (分担) |
生物資源生産学実習 |
●学部向け (分担) |
生物資源生産学科・野外実習 |