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材料表面改質

 材料表面に接着や塗装を行う際には、密着性を高めるための下地処理が必要となります。近年、揮発性有機化合物(VOC)等の化学物質の使用制限が厳しくなっており、プラスチックのような疎水性材料の表面に水溶性の塗料や接着剤を塗布したいという要求が強まっています。それには、疎水性表面に親水性機能を付与する必要があり、その付与方法の一つにシリコンやチタンなどの酸化微粒子を表面に照射・焼結させ、物理的に表面性状を変化させる方法があります。
 当研究室では、火炎中で酸化微粒子を生成して材料表面に照射することのできる微粒子塗布バーナーを製作し、プラスチックだけでなく金属など様々な材料に対してその親水性の変化を調査・研究しています。具体的には、微粒子照射前後で材料表面の走査電子顕微鏡(SEM)画像を撮影して画像解析し、得られたデータと濡れ性との相関から、各パラメータの影響の解明および最適化に取り組んでいます。

ポリエチレン基材の表面改質

ポリエチレン基材の表面改質

【研究成果】

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岐阜大学 工学部 機械工学科
燃焼研究室

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