USB

 
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クルマを買い換えたら、カーオーディオが新しくなった。今度のはUSBを挿せば音楽が鳴る。私は手持ちのCDはすべて電子ファイルにしているので、これがすべてクルマの中で聴けるのである。すばらしい。


早速USBを買って(1TBあればすべて入る)いそいそとクルマのオーディオに挿したが、、、何故か認識されない。そうそう、このUSBというのはスティック型のUSBメモリのことである。


私もUSBに関してはそれなりに経験知がある。今までぼーっと59年生きてきた訳ではないのだ。まずはUSBのフォーマットであるが、カーオーディオのことを考えて初めからNTFSにしてある。売ってるUSBはたいていexFATでフォーマットしてあるので、これをわざわざ消してNTFSにしたのだ(USBに関する経験知終わり)。


NTFSで対応できない、ということはないはずではあるが、念のためカーオーディオのトリセツを見てみると、FAT16、FAT32、NTFSにのみ対応、とある。これは読み通りなので問題なし。カタログには全ファイル数が9,999までとか、USB3.0までに対応、フォルダの入れ子は8重までとかの記載もあるが、、、


ファイル数9,999まで対応できるのなら十分そうだ。USB3.0とはどういうのだろう、と調べてみると現行のUSBは3.2になっているらしい。さらに調べると、購入したUSB(=USBメモリ)はUSB3.2接続で、「下位互換性がない」という大変潔いものであることが判明した(注1)。


新情報に衝撃を受けつつ、下位互換性がありそうなUSBメモリとUSB接続のスティック型SSD(ひとことで言えばSSD、ということになるが)を選び再度入手、音楽ファイルを詰め込む。具体的には「USB3.2」ではなく「〜USB3.2」と表記しているものを期待をこめて選んでみた。


クルマに刺してみると今度はちゃんとUSB接続が認識され、音楽もかかる。すばらしい。しかし、よく見るとカーオーディオのファイルリストに表示されていないものが結構あるようだ。ファイル数が9,999を超えてしまったのだろうか?


ちょっとファイルサイズについて考えてみる。音楽ファイルの中には15年以上聴き続けているポッドキャストがふたつ入っている。両方とも週一配信である。一年50週とすると、50x15=750、ふたつで1,500ファイルになる。意外にファイル数大きくなりそうだ。あとは、、、デジタル音楽配信が普及し始めてCDが叩き売りされていた時期があり、その時に買った「バッハ全集」というのがある。長さ50cmくらいの細長い箱にCDがみっしり入っている。確か180枚くらい入っていたような。当時の値段は1枚あたり¥100程度だった。


CD一枚に入っているファイル数はどれくらいあるのだろう。例えばゴールドベルグ変奏曲(1時間、CD一枚)は30曲くらいの変奏曲に分かれている。それがCDによっては30のファイルに別れていたり(ヘルムートリリング)、あるいはファイル一つに30曲全部入っていたりする(グレングールド)。ライブ録音も曲ごとにファイルに分かれていたり、通しで1ファイルだったり。細かく具体的に考えるとなかなか難しいが、ここはCD1枚ファイル10個、としてざっくり計算すると、バッハ全集は1,800ファイルということになる。音楽ファイルが全部でいくつあるのかはさておき、ポッドキャストとバッハ全集だけで3,000ファイルになる。これを別のUSBに移動してファイル数を減らすと、、、なんとかファイル表示の問題も解決。


ただ、USBメモリだとクルマのエンジンをかければ自動で音楽再生が始まるのだが、USB接続のスティック型SSD(うーむ)の場合はUSB接続を手動で指定しないと再生しない。この違いはトリセツには載っていない。しかし細かいことなのでいちおうこれでUSBメモリ(とUSB接続のスティック型SSD(だんだん見慣れてきた))の接続作業終了ということにする。


さて、「USB」である。USBメモリとスティックSSDの違いはOSの認識が関係するものらしい。USBメモリは「リムーバブル」、スティックSSDは「ディスクドライブ」という扱いになる。ディスクドライブは円盤の駆動装置、という意味。その昔フロッピーディスクを差し込んで駆動する装置がディスクドライブだったが、その流れでハードディスク(円盤+駆動装置の一体型)も「ドライブ」、SSDには円盤はないし何も回らないがそれでも「ドライブ」。今振り返ればそもそもフロッピーはリムーバブルなのでは?とも思うが、歴史と惰性で動く世界観が現れており、「USB」と共になかなか味わい深い。


2025.5.9


注1)もし私に子供がいて、「自分はUSB3.2接続一本で生きていきたい」と言いだしたら当然反対することになると思う。「生きずらくなるぞ」とか「もうちょっと柔軟に考えたらどうだ」とか何とか。


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