学内宿泊施設

 

岐阜大学は下呂に演習林を保有しており、研究用の宿泊施設が付随している。ここで毎年8月に修士学生の演習(受講生による発表会)を行なっている。発表会をするのにはるばる下呂まで出向く必要は全くないのだが、大学でやってもつまらないという講師(私)の判断によりこうなった。夜はBBQで、花火をする年もある。標高700m程度あるので下界よりだいぶ涼しいのがうれしいところ。夜はいろいろな昆虫を見ることができる。山菜やきのこも採れる。参加者は20名程度。ほぼ毎年留学生が混ざるので全員発表は英語で、というのが定着してしまった。


スイカは湧き水で冷やす







演習林のふもとの在所






山奥にある流しそうめん屋(上級者向け)







それはそれでいいのだが、向上心に富む私は他の学内宿泊施設について調査を始めている。気になるのが流域科学研究センター所有の乗鞍岳山麓にある実験施設である。標高1300mなので下呂の演習林よりもさらに涼しそう。丘の上にあり谷間にある下呂の演習林と違って眺めがよいのではないか。気になるので視察に行ってみた。


行ったのは去年の4月下旬だったが、ふもとの在所では桜が満開(遅い)、施設周辺は開花前で雪が多く残っていた。道中の県道に雪はなかったが林道はまだ残雪あり。施設の宿泊は30名まで可能で、24名なら無理なく入るセミナールームがある。きれいな施設なのに一泊¥500というのは大変魅力的。



御嶽山が見える






下呂と比べると乗鞍の施設はきれいで印象がよい。これなら接待にも使えそう。


ただ、付近にレストランがないので自炊が前提になる。それでも岐阜県自慢の飛騨牛や太ネギ、しいたけを高山のスーパーで買い込んで網焼きかすき焼きでもすれば十分形になる、と計算した。 酒は高山と飛騨古川に良い酒蔵がある。近くに平湯温泉があるのも好都合。 レクリエーションとしては乗鞍岳、上高地が圏内。もちろん修士学生の演習にも使える(24名まで)。


季節が合えば山菜がそこそこ見つかる(蕗の薹、コシアブラ、タラの芽)。研究室の人たちと5月中旬に泊まったときには技官の方からゼンマイをたくさん頂いた(鈴木さんありがとう)。地道な調査の結果イワナの調達先にも目処が立った2。ということで、食料現地調達路線もそれなりに可能である。


ということで、早くコロナが収まることを願っている。



2023.3.2


1向上心に富む私(ワタクシと読む)は大学保有の100人規模のセミナーハウス(宿泊施設付)を奥飛騨の平湯に作ろう、と言う運動を行なっている。小規模な学会(光合成学会や国際細胞共生学会)で使いたいのである。運動は個人的なもので、具体的には折を見て相手構わず「言うだけ」の活動である。成果は全くあがっていない。

最近上記活動中に知ったのだが、愛知淑徳大学保有の167名宿泊可能な合宿施設が下呂市へ譲渡されつつあるとのこと。ネットで見るととても立派な施設である。これが一般利用可能になればワークショップや小さな学会を合宿形式で行うことができる。合宿形式というのは参加者が通常の学会よりも密にコミュニケーションをとることになるので、学会の形式としては最も優れている。海外ではゴードン会議、国内では内藤コンファレンスが有名である。

いまのところ下呂市の対応は決まっていないとのこと。維持費を賄える運営ができるかどうかを検討しているらしい。 下呂市にはぜひ前向きに検討して頂きたいところである。


22022年に訪れた際にはがけ崩れで林道が閉鎖中だったためかイワナがそこそこいたが、翌年には奥まで入っても魚影は確認できず。


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