出版社とのやりとり

 

学術論文を学術誌上で出版するための学術的なやりとり(ほぼ実話)



出版社:あなたの論文の査読は終わりました。あなたの論文を弊誌に(原則としては)掲載決定されたことを喜ばしく思います。しかしながら、掲載決定に先だって書式の修正及び必要な課金に関してのプロセスが必要であり、それらの件に関してまもなく出版チームから連絡があると思います。


私:出版費用については、リファレンスマネージャーの利用による割引(5%?)があったかと存じます。それに加えて、私は貴誌及び貴誌系列誌の査読をいくつか行いましたが、そのことはディスカウント(20%?)の理由として考慮されるのでしたでしょうか?


出版社:残念ながら一度支払いページを終了されていれば、私達は支払い見送りについてもディスカウントに関しても考慮しません。しかしながら、あなたのディスカウントは今後の弊社系列誌への投稿に対しては利用可能です。リファレンスマネージャーの利用に関わるディスカウントにつきましては私達は2年前から提供しておりません。もし何か疑問等ありましたら御気軽に連絡下されば幸いです。


私:私は支払いページでは何のオプションにも気づきませんでした。それ故ディスカウントについては後日対応するものと考えておりました。幸いまだ支払いを済ませていませんので、今がこの件について検討するよい機会ではないかと存じます。


出版社(担当代わる):メールでの御連絡ありがとうございました。支払い見送りについては投稿に先立ち行われるべきであるものであります。しかしながらあなたのリクエストを考慮し検討したところ、この件においては完全な支払い見送りは適用できないものの、掲載関連費用の部分的支払い見送りに関しては私達は同意することも可能です。貴大学もしくはあなたの科学研究費用の拠出団体による支払い保証が頂けるなら見送りのリクエストに関して再検討することも可能です。


私:再度検討頂きありがとうございます。私の願いは支払い見送りではなくて貴誌への査読者としての貢献ゆえのディスカウントにあります。昨年及び今年に私が貴誌及び貴誌系列誌において査読を行った論文には以下の数報があります。(以下略)




(私:この交渉が終わったら次は支払いを2ヶ月待ってもらうお願いをしないと・・・)



2011. 2.28




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