PoissonとFisher

 

テネシー大の友人と私の投稿前の論文についてメールでやりとりをしていたとき(議論して論文の質を高めるのである注1の事件。


友人:確率値の算出はPoissonモデルを使うのかい?

私:PoissonじゃなくてFisherの方法を使った............!


PoissonもFisherも統計学者の名前ではあるが、普通名詞でpoissonというと魚の意味になり(仏語)、fisherは魚を捕まえる人(漁師)である。


という二語が偶然ながら並んでしまった。なかなかよくできた話である。


こうなると他に「気の利いた」ペアはないか、と探してしまう。


JJといえばジャズ・トロンボーンのJJ Johnsonであるが(たぶん)、植物科学のギョーカイにおいてはJonathan Jonesということになる(自称してる)。ついでに自称Duke(侯爵、Ellingtonのこと)でもいればよいペアになるのだいが、見当たらず。Kingだと逆に各界に多数いそうでピンと来ない。RC? JB?? 


Feynman、 Fulbright、 Goodfellow、と3つ名前を並べてみても後の2人は物理学者でもなく、、


いろいろ考えてみると、PoissonとFisherという組み合わせは相当よくできていることが再確認されるのであった注2



追記

光合成の暗反応を発見したのはBlackmanであり、彼の名にその偉業が示唆されていることは広く認知されている注3。一方明反応を人工的な電子受容体を用いることで効率よく試験管内で行えたのはHillでありその反応はHill反応として知られている。そして、彼の名がその功績を暗示しているということは日本人なら誰もが知るところである注4




注1)こう書いてみるとなんだか絵空事のように見えてしまう今日このごろである。「生産的な議論」??  このところのオトナの社会生活で健全な感覚が毒されてしまったのであろうか?年はとりたくないものである。

注2)とは言っても私が講義でネタにするとスベってしまうのに決まってるのである。

注3)もちろんウソ。

注4)これくらいで精一杯。


2010. 8.10





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