ごあいさつ


国際細胞共生学会は真核生物のオルガネラと細胞進化、細胞内共生をメインテーマとするピュアサイエンス志向の集まりです。3年に一度の国際集会(International Colloquium on Endocytobiology)とミーシャ石田賞の授与、雑誌 Endocytobiosis and Cell Researchが主要行事です。


以前はドイツと日本の2カ国でやっていたような時期もありました。石田政弘先生、杉浦昌弘先生、小保方潤一先生の学会への貢献はとても大きく、おかげで日本人参加者は皆丁重に扱って頂けます:)

2023年より日本支部会の活動をもうちょっとやっていこうかということになりました。よろしくお願いします。


2023.9.22


支部会代表:山本義治(岐阜大学応用生物学部)



主要研究分野 モデル植物のオルガネラ制御、真核細胞の発生と進化、二次三次四次共生、盗葉緑体盗ミトコンドリア盗核、細胞内共生(サンゴ、緑色ヒドラ、緑ゾウリムシ、光合成ウミウシ、ボルバキア、シロアリ)、地衣類、Paulinella chromatophora、ハイドロジェノソーム、嫌気性古細菌、酸素適応と進化、HGT・ゲノム縮退 代謝共有 トランスポーター 膜構造

Focused research fields  organellar regulation of model plants, evolution of eukaryotic cell, secondary (and more) symbiosis, kleptoplast/ kleptomitochondrion/ kleptonucleus, endosymbiosis (coral, green hydra, green palmecium, photosynthetic sea slug, wolvachia, termite), lichen, Paulinella chromatophora, hydrogenosome, anaerobic archaea, oxygen resistance and evolution, HGT/ genome shrinking, metabolic sharing, transporters, membrane structure.



支部会とはいえ学会ですから、支部会の活動は学会員の活動になるのがスジではあるのですが、正式に学会員になるためには年会費がかかります(年間100ユーロ)。雑誌ECRをサポートしてやろうという奇特な方以外にEU外で会員になることはないと思われますので、メールアドレスを登録して頂いた(非会員の)方々を対象として国内活動を行うことを検討しています。年に一度のワークショップと懇親会をまずは目標にしています。興味のある方はお気軽に下記のアドレスまで連絡下さい。


連絡先:isejapanb@gmail.com

氏名、所属、メールアドレスをお教え下さい。今後の行事の連絡をさせて頂きます。



最近の活動(2024~)


2024.9.4-6日本遺伝学会高知大会にてワークショップを後援

 「細胞内共生とと細胞進化を支えるゲノム機能とその変遷」

 世話人:山本義治(岐阜大応用生物)、遊佐陽一(奈良女子大理)

 「軟体動物が示す外来葉緑体のリユースによる光合成機能獲得」       前田太郎(慶応大政策メディア)

 「自然選択を受けた物質代謝遺伝子からみる褐虫藻の共生能の進化」     石井悠(京大農)

 「光共生インターフェースとしての藻類細胞壁と細胞進化」         丸山真一郎(東大新領域)

 「嫌気性ミトコンドリアおよび非光合成性葉緑体におけるゲノム・機能進化」 神川龍馬(京大農)



今後の予定


ワークショップ(大学会に寄生するタイプと自活性のものがあります)、ミニ学会の開催を検討中


2026.9  イスラエルにて国際学会を開催予定(変更あるかも)


過去の国際学会(International Colloquium on Endocytobiology )

2023.9.10-15    15th, Chicago, USA,  program, F Grewe, P Kroth

2019 9.1-5        14th, Lille, France, U Cenci, C Colleoni

2016 9.10-14    13th, Kyoto, Japan, J Obokata

2013.8-18-22    12th, Halifax, Canada

2010.8.29-9.3   11th, Tromso, Norway

2007.9.10-13    10th, Gmunden, Austoria, W Loeffelhardt

2004.9.11-16    9th, Jena, Germany, R Oelmüller

2001.10.12-17  8th, Nagoya, Japan, M Sugiura, J Obokata

1998.4.5-9        7th, Freiburug, Germany, E Wagner

1995.9.6-10      6th, Tübingen, Germany, HEA Schenk, NE Müller, W Schwemmler

1992.6.23-27    5th, Kyoto, Japan, S Sato, M Ishida, H Ishikawa

1989.7.4-8        4th, Lyon, France, P Nardon, V Gianinazzi-Pearson, Grenier, L Margulis, DC Smith

1986.6.10-12    3rd, Now York, USA, JJ Lee, JF Fredrick

1983.4.10-15    2nd, Tübingen, Germany, HEA Schenk, W Schwemmler

1980.4.11-15    the 1st ICE, Tübingen, Germany, W Schwemmler, HEA Schenk