必要なもの
かつてはintelはfotran compiler linux版を非営利目的であれば無償配布していたが、 現在はアメリカ国内の教育関係(eduドメインメールアドレス所有者)に限定している模様。
以前ダウンロードしたパッケージファイルとライセンスファイル
- l_cprof_p_11.0.074_intel64.tgz
- NCOM_L_CMP_FOR_NC5M-W7WW7JLZ.lic
インストール手順
- まずSELinuxを停止させる(defaultのenforcingだとインストールできない).
suコマンドでスーパーユーザーになり,/etc/sysconfig/selinuxの中で
SELINUX=disabled
と書き換えて再起動(ネットワーク再起動より確実に) - yum -y install glibc-develとしてglibc-develをインストール
- yum provides libstdc++.so.5と入力、compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.x86_64と出ること確認
- CentOS7の場合はcompat-libstdc++-33-3.2.3-72.el7.i686となる.下記参照
- yum -y install compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6とすると64bit版?がインストールされるが、これでは不十分
- yum -y install compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686とすると32bit版がインストールされる CentOS7の場合 (2017.11.17追記) 上の手順のyum providesで調べると,compat-libstdc++-33-3.2.3-72.el7.i686と出て,x86_64はなく, i686だけインストールしてfortranインストールを完了し,テストプログラムをコンパイルしようとしたら
- l_cprof_p_11.0.074_intel64.tgzを適当なディレクトリ(ユーザーのホームなど)にコピー
- 同じディレクトリでtar zxvf *.tgzとして展開(他にtgzファイルがないこと確認)
- ライセンスファイルを展開されたディレクトリl_cprof_p_11.0.074_intel64にコピー
- cd l_cprof_p_11.0.074_intel64としてディレクトリ変更
- suコマンドでスーパーユーザーになり、./install.sh実行
- リターンキーを押して継続
- リターンキーを押してライセンス契約を表示、最後まで表示してacceptと入力
- ライセンスのアクティベーションで、「ライセンスファイルを使用する」を選択するため2を入力してリターン
- ライセンスファイルをフルパスで指定。この場合は/home/mdcalc/l_cprof_p_11.0.074_intel64/NCOM_L_CMP_FOR_NC5M-W7WW7JLZ.licと入力してリターン
- インストール準備が完了しましたとのメッセージが出るので、リターンを押してインストール開始。
- glibcのインストールができていない場合,以下のメッセージが停止する
- glibcがインストールできていても,以下のような警告メッセージが出るが無視してかまわない
- 続けるとこのような画面になる
- インストール完了のメッセージがでる
[mdcalc@mouse-i7 ~]$ ifort test.f90 /opt/intel/Compiler/11.0/074/bin/intel64/fortcom: error while loading shared libraries: libstdc++.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory ifort: error #10273: /opt/intel/Compiler/11.0/074/bin/intel64/fortcom の致命的なエラー、 0x7f で終了しました。 |
注記ここまで
インストール後の設定
- /home/mdcalc/.bashrcを編集し、以下の一文を追加 . /opt/intel/Compiler/11.0/074/bin/ifortvars.sh intel64
- 端末を開き直すと.bashrcの内容が反映され使えるようになる。ifort (ソースファイル.f90)
(先頭の.をコピーし忘れないように.ドット_半角スペース_/optとなっています)