第6次改定日本人の栄養所要量について

         脂質所要量

年齢 
 (歳) 
脂肪エネルギ−比率
   (%)
  0〜(月) 
 45
 6〜(月) 
30〜40
 1〜17
25〜30
18〜69
20〜25
70以上 
20〜25
妊婦、授乳婦 
20〜30
 1.飽和脂肪酸(S)、一価不飽和脂肪酸(M)、多価不飽和脂肪酸(P)
  の望ましい摂取割合は概ね3:4:3を目安とする。
 2.n-6系多価不飽和脂肪酸とn-3系多価不飽和脂肪酸の比は、
  健康人では4:1程度を目安とする。
 

     以上のように、脂質所要量はエネルギ-比率で示された。
      対象特性別脂肪エネルギ−比率は表の通りであり、
     生活活動強度に関して、運動量が多く、摂取エネルギ−の
     増量が許容される場合に対象者の動脈硬化性疾患の危険性が
     より低いと考えられる場合には、20〜30%の幅をもたせ
     てよい とされた。
      脂質摂取時に配慮すべき要因として、1)コレステロ−ル、
 2)脂質過酸化物、3)その他とあり、その他の中では、トランス
 酸・中鎖トリグリセリド・構造脂質について触れている。

                 川崎医療福祉大学    辻   悦子