高校生の皆さんへ

岐阜大学の水質安全研究室は、流域圏科学研究センターと工学部社会基盤工学科から構成している研究室です。
河川・湖沼等の自然水環境の保全と改善に関する研究・教育、特に飲料水の安全に関わる様々な水系微量汚染物質(異臭味物質・農薬・環境ホルモン等など)や病原性微生物の高度な除去技術の評価・開発に関する研究・教育を行っています。

研究の手法は、採水や採泥からなる現地調査のほかに、汚濁物質の性状に応じて水質評価・水質制御・浄水処理・微生物反応・汚水処理等の室内実験などがあります。
水質評価や水質制御では、関連する基礎研究や技術開発が主に物理的・化学的・生物的反応に基づくものですので、これらの基礎反応に興味をお持ちの方なら、誰でも研究ができて将来性の富んだ分野です。

実験室内での実験を体験してみたい高校生の方はスタッフまで電話またはメールにてご連絡下さい。入学を希望する方は、募集案内をご覧下さい。

 

体験授業の例

授業題目:汚れた水をきれいにしてみよう

小さい頃から親しく接してきた川.最近では,環境問題の1つとして川が汚れていると,テレビや本からも大きく問われています.なぜ,このように言われているのでしょうか.また,環境ホルモンってなんだろう.汚れの原因を探り出すために,汚濁物質を調べる方法を体験し,一緒に汚れた水をきれいにしてみる授業です.

実験−1:連続流式浄水処理プロセスによる河川水の処理
実験−2:連続流式活性汚泥処理法による生活汚水の処理