まだ誰も見たことのない宇宙の姿を求めて

Exploring the Universe that no one has seen before.
 

eso1424a.jpg carina.jpg sn1006c.jpg lmcmosaicll_robert_gendler_2008.jpg

MOTIVATION

課題は「星の一生」を理解することにある

星の一生

夜空に煌めく星にも生と死があり、数千万年から百億年という長い生涯をかけて循環しています。宇宙空間中の水素ガスが集まって星が作られると、星内部では炭素や酸素などの元素が合成されます。一生の最期には形成された元素を放出し、それが新しい星の「種」となるのです。私たちの体を構成する元素の大半も、この星の一生の過程で生み出されました。星の一生を解き明かすことは、私たち人類や生命のルーツを紐解くことにも繋がるのです。

 

宇宙科学研究室

私たちの研究室では、星の一生の未解明部分と言われている「星の誕生と終焉」に着目し、大質量星団の形成メカニズムや、晩期型星からのメーザー放射機構、超新星残骸における宇宙線加速のしくみなどを、電波望遠鏡やX線天文衛星などを駆使して、観測的に研究しています。大学構内に設置された 11-m 電波望遠鏡を用いた天文観測はもちろんのこと、新受信装置の開発や制御プログラムの作成、望遠鏡の性能評価なども進めています。

RESEARCH

研究紹介
 

巨大星の最期: 超新星残骸

天文学100年の謎「宇宙線の起源」を探る
 

太陽の終末期とメーザー

いかに物質は宇宙空間へ供給されるのか
 

大質量星団の誕生

銀河やガス雲同士の衝突が星をつくる
 

銀河系の最果ての星形成

宇宙で最初の星はどのように生まれたか
 

岐阜大学 11-m 電波望遠鏡

新受信機の開発で切り開く新しい宇宙像
 

NANTEN2 4-m 電波望遠鏡

南米チリ標高 5,000-m から宇宙を観る

MEMBER

研究室構成員の紹介

 

スタッフ (教員・博士研究員)

准教授2名、助教2名、研究員3名の現役スタッフが在籍しています。名誉教授の先生方もサポートくださり、総勢9名のスタッフで研究室の運営や学生指導、望遠鏡の運用などを行っています。


 

学生 (大学院生・学部生)

大学院生7名、学部生12名の総勢19名の学生が在籍しています。大半の学部生が大学院に進学しています。就職先は、トヨタ紡績や川崎重工、三菱重工、三菱エアロスペースなど多岐にわたります。

PUBLICATIONS

学位論文・査読付き投稿論文

Publish or Perish

米国の大学研究室では、"Publish or Perish" という言葉がよく聞かれます。研究成果を論文としてまとめて世界に発表 (出版) することは、研究者の責務であり、発表しない学者は淘汰される、という意味合いです。一方で、この言葉に縛られた結果、論文 (数) のみが過大評価されているのもまた事実です。大事なのは、出版への偏重ではなく、常に「論文としての質の向上」を目指すことではないでしょうか。研究成果のインパクトや正確さは絶対条件の上で、常に読者を意識し、論旨や論理展開を明快にすることが、質の高い論文に仕上げるための第一歩だと、私は考えます。

 

ACCESS

宇宙科学研究室までのアクセスマップ

※クリックで拡大

JR 岐阜駅・名鉄岐阜駅から

岐阜バスで40分程度(片道360円)
タクシーで20分程度(片道3000円ほど)
詳しくは、岐阜大学公式ホームページの交通案内をご覧ください

※クリックで拡大

大学構内 (バス停) から

1. 岐阜大学バス停から工学部棟まで移動し、階段・EVで7階へ
2. C棟 C726 までお越しください
工学部棟7階の見取り図はこちら

BLOG

最近の研究室のアクティビティを紹介

 
[%category%]

[%new:New%][%title%]

[%article_date_notime_dot%]