Laboratory of Forest Ecology
■最終章 アンケート2004.08.25作成

H16年度応用生物科学部生産環境科学課程情報処理演習アンケート結果

<総合コメント>
 すべてを平均すると、5段階評価で、3.9。総合評価(受講して良かった、後輩に勧める)が、4.1と4.3なので、4前後の評価をもらったと解釈しています。H16年度は、3を下回ったものがありませんでした。不満度が高いものとして、演習速度3.2、テキスト価格3.3、専門用語3.4でした。テキスト価格以外は、改善することが可能なので、下にも書きましたが、改善を検討していきます。


<TAについて>
 お礼を述べてくれた人、ありがとう。彼らの協力なしには、この演習は成り立ちません。TAが来なかった場所もあったようですが、できれば、手を挙げて、声を出して呼んで下さい。声が出せない演習室ではないように心がけています。


<速度とクラス分けについて>
 速度はこれでも農学部生産学科の時よりゆっくりにしました。アンケートでは昨年の生産学科で2.4が生産環境課程では3.3に0.9も評価があがりました。予習しても、ついてこられない人がいるようですので、その点は再考が必要かもしれません。多くの人が満足できる演習を目指して、進行速度を検討していきます。
 それと、この内容では簡単すぎる人もいるようです。シスアド資格の単位認定などを検討していますが、まだまだ検討段階で、実現の見通しはありません。TAとして、教える側に回ってもらうという手もアイデアとしてはありますが、教える側に回る基準を決めるのが難しいです。また、暇だった人のアンケートにも書かれていましたが、パソコンを使えることだけが、この演習の到達目標ではないため、教える側に回るのが難しい演習内容もあります。クラス分けした時の成績評価の問題もありますので、すでにパソコンが出来る人は、仲間を教える側に回ってもらうような手だてを考えていきます。


<用語について>
 これは解決が難しい。問題は動作に関する要求をまとめた用語集がないこと。部品や道具やソフトのコマンド等の用語集は、インターネットを探せばいくらでもある。これは私の演習用のHP(AIMSではない)にリンク等もあるので参考して欲しい(というより、それぐらいインターネットで探そうよ)。しかし、動作は用語が人によって異なったりして説明が難しい。だれか動作・作業を中心にした良い用語集を知りませんか?


<テキストについて>
 テキストは、自習できるように作ってあります。今後も自習してください。価格への満足度が高くありませんが、これだけの内容で、この価格は、本の中では激安ですよ。とくにH16年度は、農学部生物資源生産学科情報処理演習・獣医学科情報処理演習、応用生物科学部全課程分を製本したため、非常に安くなっています。来年度はこの価格を維持できる見込みはありません。ちなみに、私達は情報処理が専門の教員ではありません。皆さんが大学生活・就職後、情報リテラシーを発揮できるように研究する上で得た能力を活用して、テキストを作り、演習を行っています。他の学部や大学ではほとんどパソコン演習であり、本当の情報リテラシーを教育している科目は稀だと思います。


<美佳のタイプトレーナーについて>
 私が作っているわけではないので、要望に応えて、内容を変更することはできませんが、これは今後も演習で使用していく予定です。一所懸命、練習するのは歓迎しますが、目は悪くならないように気をつけましょう。


<1階と3階の演習内容の差異について>
 核となる部分は統一されています。評価も同様です。その点は心配いりません。しかし、要求度が異なることへの不満が多いようです。私は皆さんが実行できなかった課題が『技の記憶』になるように何度も再提出などを課しましたが、それを求めていない人が多いようです。今後、私のレポートの再提出は、不可を除き任意にすることにします。これなら、出したい人は出せば添削しますし、出したくない人は自由にすれば良いでしょう。それにしても1階の人が不安になったという声より、3階が不公平・不平等という声の方が多かったのは、興味深い。私が厳しくするのを止めると、顧客満足度はあがるということか?


<PowerPointについて>
 このソフトが別売りで買う必要があることを説明すべきというコメントがありましたが、AIMS上で掲示板のところで詳しく説明しています(5/24)。ところで、私にとっては、PowerPointは別売りではありません。Personal版など色々なパッケージグレードがあるだけです。皆さんがWordとExcelしかプリインストールされていないパソコンを買っているだけで、冷たく言えば、私の知ったことではありません(でも、AIMS上にはきちんと説明してあります)。自分のパソコンにどんなソフトが入っているかを知ることがパソコンで何ができるか、そして何かしたい時には、ソフトを買えばいいのかどうかの判断につながり、それこそが皆さんが身につけていくべき能力です。


<Eudoraについて>
 メールソフトは、サーバー設定などをいつかは自分が契約したプロバイダーに併せて行う必要があります。ここで、何を入力すると、送信できるようになるかを学んでいます。たとえ、演習の中で、その後の使用頻度が少なくても、演習に意味はあります。しかし、もっと使用頻度を高くした方が良いことがフィールド科学実習1のレポート提出状態でわかりました。八代田先生がAIMS上に落胆のアナウンスをしていましたが、演習内容はまったく身に付いておらず、メール送信のイロハがわかっていない人たちだらけでした。メールソフトの設定に絡んで、時間をロスしました。この不具合は、何年も前から、生じていたものですが解決策がわかりませんでした。今回、はじめて原因がわかりました。不具合というのはパソコンでは避けられない問題です。少しだけ大目に見て下さい。


<アンケート回答が全部3だったあなたへ>
 成績には影響しませんが、あなたは情報リテラシーがないことを私にアピールしているのでしょうね。30項目すべてどちらでもないという回答が生じる確率は? 何をかいわんやだと思われて当然の態度です。テストで減点されなくても、本当の意味で損しているのはあなた自身です。
あなたの態度をこれ以上取り立てるつもりはありません。あなたが大学生として、よりよく成長してくれればと思うだけです。




<最後に>
ほんとどの皆さんは、一所懸命ついてこようとしてくれたと思います。これからも改善を続けます。これ以外にもアンケートにたくさん回答してくれてありがとう。



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