Laboratory of Forest Ecology
■最終章 H15年度アンケート

H15年度農学部生物資源生産学科情報処理演習アンケート・授業評価結果

総合コメント
アンケートで平均値(3:どちらでもない)を下回っていたのは、演習のスピードと用語の説明の2つでした。この数値の検討は時間があるときに報告します。
もっとも数値が高かったのは、演習の開始時間終了時間が守られていたこと(4.4)。
2番目に高かったのは、必修科目でないとしても、受講して良かった(4.3)

演習のスピードが速いというコメントをくれた人へ
 習熟度別クラスなどを検討していますが、実現までには時間、場所、クラス分けの方法、成績評価の公平性などの課題があります。少しずつ改善できればと思います。来年は、少し、インターネット、メール、ワードの演習内容を自習に回し、エクセルの演習時間を取りたいと考えています。これまで存在しなかった基礎テキストを作る改善に精一杯で、時間配分まではうまく改善できませんでした。テキストは自習できるほど、書き込んでありますので、時間内に理解できなかった人は、復習することが可能だと思います。復習は、一人でやろうとしないで、友人と誘い合わせてPCルームへ行き、教えあいながらやると上達の速度も速いですよ。


用語の説明が足りない、分からないというコメントをくれた人へ
 これは改善の方法が難しいです。マウスという基本用語から説明するわけにもいかず、かといって、専門用語をまったく説明しないと操作すらできないでしょう。用語集をかってもらっても解決しません。事前に解決するのが難しいので、わからない言葉を1回1回の演習で、最後にメールを送ってもらうことを検討します。


テストの時間が足りない人へ
 入力スピードが遅いのは、しょうがない。少しずつ早く打ち込んだりできるように、タイプ練習ソフトなどで練習して行こう。しかし、早くできない理由の一つに、テストでテキストを見ていいとしても、やはり技の記憶になっていないと、時間がかかる。数学の公式を受験の時に参考書を見ながら、試験問題を解いていては時間が足りなくなるのと同じことだ。すべての課題がテストまでに技の記憶になっていることはできなかったと思うが、少しずつ努力していってください。


テキストについて
 価格は60人、206ページという人数に依存しています。できるだけ安くなるように努力します。

 テキストに細かいことまで書いてあって、初心者でも分かり易かったとの意見をくれた人。ありがとう、2002年の大学祭の日より、本格的に書き続けた(パソコンに打ち続けた)かいがあると言うものです。

 逆に、文章が冗長という人へ、おそらく既習者で簡潔な説明を求めていると思いますが、全体のレベルから考えると、これだけ説明を書いても充分ではないと思っています(テストの時の操作方法を簡単に見つけるために、テキストはあるわけではないのであしからず)。

 テキストをカラー化したら、倍の額では済みません。市販本で、このテキストに代わるすばらしいテキストがあればいいのですが、情報リテラシーという名前のただのパソコン本よりはいいと思っています(手前みそ、、、)。


スクリーンが見づらいとの意見をくれた人へ
 この問題は、昨年もセンターに要望しましたが、照明が、東西方向に消えるのでなんともなりません。これを南北方向に前だけ消えるように要望していきます。また、プロジェクタの照度がもっと明るいものに変えてもらうよう要望していきます。4つの小さなスクリーンもなんとかしたいと思っています。席を番号順にしたのは、単におしゃべりにおわってしまわないようにという配慮です。ただ、目が悪くて、席を変わりたかったという人の意見も、一理あります。改善に活かしていきます。ありがとう。昨年に比べてテキストがあるので、昨年よりは良かったと思います。これで現時点では勘弁してください。


数学的な問題が難しいというコメントをくれた人(分析ツール・ソルバー)へ
 回帰分析は応用統計学が基本です。しかし、復習の意味を込めて、計算方法を抜きにして、何を見るべきかという点に重点をおいて話をしました。

 有意性の判定が応用統計学での説明と違うという人へ、違いがあるなら、何が違うかを明確にして、私に質問してください。私が間違っているのか、応用統計学での説明が間違っている(それはないと思うが、、、)のか、あなたが間違っているのかをはっきりさせましょう。それこそが学習というものです。


1年の時にあればという意見をくれた人へ
 宿題をワードのタイプにより出すような課題を情報処理演習の前に出していることが本当はおかしいのです。
君たちの希望はメールでも聞いており、これは応用生物科学部へのカリキュラム編成にも少なからず影響を与え、
1年生に基礎、2年生に応用に、変更される予定です。


TAの人への謝辞をくれた人へ、能力差に配慮していたことを評価してくれた人へ
 ありがとう、感謝の言葉が一番のよろこびだと思います。TAの人にも、いろんな意味で能力に差があります。なぜなら、この演習のレベルを経験しているのは、君たちだけです。TAの人はこのレベルを体験していません。2年生の中で、積極的に演習に臨んだ人は、1年上の先輩より、TAをしなかった院生より、情報リテラシーを身につけているはずです。
いつか、情報処理演習のTAになって、我々をサポートしてください。お願いします。TAは去年まではほとんどいませんでしたが、今年から6名、参加してもらうように改善しました。できるだけ能力差に配慮した演習ができるようにかんばっていきます。


HPへの予習・復習内容・内容の事前伝達について
内容が難しい人へ:日々、努力して改善していきます。コメントの挿入などを途中から加えていきました。君たちの意見を参考にしながら、少しずつ改善していきます。

参考になった人へ:ありがとう。作った甲斐がありました。

内容の事前伝達を望む人へ:ある程度予習すべきページ数は示しておきました。これ以上の内容の事前伝達は非常に難しいですが、予習に心がけている人の為にも、少しずつ改善していきたいと思います。


問題のチェックについてコメントをくれた人へ
問題のチェックは真剣にやっています。それでもミスはあります。情報センターのパソコンはアクセス権限が、個人のパソコンより厳しく、テキストを書き換えて、すべてをセンターで実現可能かどうかまでをチェックしているわけではありません。また、センターで実現できなくても、学ばなければいけないものがあります。少しは多めに見て下さい。


その他1
講義後の質問時間や演習中に自由時間を取れるように検討してみます。


その他2
アンケートの自由記載欄に、非常識なほど大きな文字で、枠をはみ出して、書いた人へ
 あなたの点数・成績にはなんの影響もありません。しかし、あなたの態度は良識的でしょうか?
1点目、情報リテラシーを獲得していないことをわざわざ自ら私にアピールしているようなものです。相手に正しく情報が伝わるようには書けていませんね。
2点目、この人がテストに「迷わくメール」と漢字で書けるはずの解答をひらがなで一部書いています。
パソコンでインプットすれば、「迷惑」と出たはずです。何をかいわんやだと思われて当然の態度です。
テストで減点されなくても、本当の意味で損しているのはあなた自身です。
あなたの過ちをこれ以上取り立てるつもりはありません。あなたが大学生として、よりよく成長してくれればと思うだけです。


その他3
テストとは関係ないが、農場の実習を2つの班とも見て、君らには情報リテラシーの情報収集能力が欠如していると思いました。誰一人、メモも取らず、話を聞き流しているだけ。情報のすべてがインターネット上にあると思ったら間違いですよ。人の中に脈々と受け継がれた情報(データ)を無視したら、成長はありません。メモを取ってください。
「記憶するより記録しろ」です。

謝辞をくれた人へ
ありがとう。1年以上、テキストを打ち続け、パソコン雑誌を読み直し、何が必要かを検討した甲斐がありました。まだまだ、これから改善を続けていきます。


アンケートは関係ありませんが、時間はほとんどみんな守ってくれましたし、携帯電話を操作したりして遊んでいる人も
いませんでした。情報処理演習以外でも、これは、やればできることです。これからも続けるよう心がけていきましょう。

君たちの建設的な意見は、必ず後輩たちの教育に活かします。
平成15年度はテキストができたので、平成16年度の課題は、ペース配分と用語のわかりやすさだとわかりました。



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